NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクションの半殻肝さんの感想

パロディと愛に溢れた感動(?)のバカ話である田中啓文「ガラスの地球を救え!」、糞便その他諸々が飛び散り猛臭を放つ田中哲弥「隣人」、既知外臓物グシャドロ阿鼻叫喚な牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」でゲラゲラ笑っていたら、ラストの円城塔、飛浩隆、伊藤計劃の三者の作品ラッシュで息を呑まされる。フェイバリットは飛氏の「自生の夢」。間宮潤堂の超人的キャラクター、<忌字禍>の圧倒的侵食力、書き・書かれる膨大な言語世界の壮大さと奥行き、たまらない。
★5 - コメント(0) - 2012年1月26日

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