マインド・イーター[完全版]の半殻肝さんの感想

時間を忘れて最後まで一気読み。精神・肉体を蝕むM.Eの脅威との関わりを通して、人間や生命そのものに対する内面的な問いへと最終的に繋がっていく連作短編集。八編にストーリー上での繋がりはないが、読み進めていくことで、それぞれの内奥にあるテーマの有機的な繋がりを感じられる。人類に対する謎の脅威「ジャム」を描く神林長平氏の『戦闘妖精雪風』シリーズとはまた違ったベクトルでの思弁と実験、そして容易に答えの見つからない問いへの追求が展開されている。『雪風』と本作とを様々な面で比較しながら読んでいる人も多いのでは?
★12 - コメント(0) - 2012年1月30日

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