つきのふねのゆうさんの感想

★★★★★ 児童文学作家と言われる中では、やはり森絵都が好きだなぁ。甘いファンタジーとは違い、犯罪や自殺、セックスなどいった問題が、たとえ中学生が主人公であっても妙に隠したりぼかしたりすることなく描かれているから、すごくリアルに感じる。この作品は1998年を生きる中3の女の子2人と、そこにつきまとうクラスメイトの男の子、そしてひょんなことで知り合った優しくて愛しいメンヘラな24歳の男性を軸に、彼らを取り巻く誤解やゴタゴタや未来への不安や焦りや孤独や後悔や自己嫌悪の話(だと思う)。
★14 - コメント(1) - 2012年4月10日
ゆう
連続放火事件を含んだたたみかけるような後半なんて、ミステリかサスペンスのようなスピード感で、崖っぷちの状況になってやっと発せられるそれぞれの想いにハラハラしながらも涙ダダモレでした。中学生から見たら24歳は垣根の向こうの大人で、ましてやその親世代となったら『別の生き物』ぐらいの感覚なんだけど、実際はどの年代も繋がってる延長線なんだよね。
★3 - 04/11 15:59


感想・レビュー投稿者

635冊/153563ページ/女性/その他

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