楽隊のうさぎのゆうさんの感想

★★★★☆ 人にも物事にも積極的になれない、ちょっといじめられっ子で優柔不断の克久は、大した動機もないまま中学で吹奏楽部に入部する。毎年コンクールのシード校でもあるバンドでパーカッション担当になり、黙々と機械的に基礎練習を続けるうちに、いろんなものが見えてきて、自分のまわりもいろいろ変わってくる。前半はシーンが頻繁に変わり、抽象的(?)な心理描写で若干読みにくさを感じるが、「ああ、中沢けいってこういう文体だったっけ」と30年以上前に読んだ『海を感じる時』を思い出した。
★15 - コメント(5) - 2012年4月16日
ゆう
私自身も中学でブラバンだったので、練習風景は目に浮かぶようで懐かしくもあった。しかし、15歳の息子をもつ現在では、第二次性徴期の息子と母親の微妙な関係に共感しつつ、「克久に比べたらうちの息子は幼いなぁ」などと思ったり。ちなみに『海を〜』は思春期の娘と母との対立だったと記憶してる。児童文学ではなく、現代文学作家さんだっけ、と思い出した。
★1 - 04/17 15:44

浅葱@
そうだった。『海を感じるとき』の中沢けい!読み直したいけれど本あるかしらん?
★1 - 05/05 19:02

ゆう
>浅葱さん  絶版なんでしょうか。ちょっとアマゾン覗いたら、中古はあるようですが。
- 05/06 02:53

浅葱@
ゆうさん、こんばんは。コメThanks!です。図書館ならありそうですね。懐かしい作品、今の私はどう読むのかなぁ。トライしてみたくなっています。
- 05/06 19:12

ゆう
>浅葱さん  懐かしいですね。私が読んだ当時は高校生で、じつはあの作品は共感というよりもじれったい思いで読んでいた記憶があります。コメいただいて、今だったらどう読むんだろう、あのお母さんに共感できるんだろうか、と興味がありますね。図書館で見つかるといいですね^^
- 05/07 02:31


感想・レビュー投稿者

635冊/153563ページ/女性/その他

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