世界文学「食」紀行の半殻肝さんの感想

古今東西の文学作品に登場した食べ物や食事シーンに焦点を当てて文学世界を巡る、楽しくも美味しい切り口が冴え渡る1冊。前菜やスープ、魚・肉、デザートや酒、果ては架空料理に至るまで、章立てで分類され、かつ簡潔にまとめられている。良質なグルメガイドとしても、また興味をそそる文学案内としても読めてしまう篠田氏の語り口は流石。長編、短編はもちろん、劇作、エッセイ、漢詩、俳句まで、俎上に載っている作品の豊かなラインナップにも圧倒されてしまう。旨そうな描写に読書中思わず唾を飲んだ経験がある人には、本書は至福のご馳走かも。
★6 - コメント(0) - 2012年8月12日

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