電脳娼婦の半殻肝さんの感想

SF官能小説集。海綿体に程よくツーンと効くエロい内容揃い。<たったひとつの冴えたやり方>の探求のために、あんなものやこんなものをお花や蕾に突っ込まれたりするSMプレイの数々が展開される「たったひとつの冴えたやりかた」。見事なひっくり返しが冴える「電脳娼婦」。感覚共有、記憶改変といったネタを織り交ぜつつ、男女の因果が濃厚な情交と共に繰り広げられる中編「黒猫という名の女」の三編が特に印象に残る。SF性器が否応なくムズムズしてくるかどうかはさておき、クオリティの高い官能小説なのは確か。いやあ、えがったえがった。
★6 - コメント(0) - 2012年8月30日

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