新装版 集合とはなにか―はじめて学ぶ人のためにのymatzさんの感想

数学基礎論の大家が集合とは何かということを説明するだけあって、素朴集合論のパラドックスとZF公理系の紹介では終わらない。ブルーバックスの1冊としては驚くほどの難しさとも思える後半では、第4章でまず、具体例を通じ「さまざまな公理系の無矛盾性を検討するための手法」が語られる。第5章では、そういう研究だけを無批判に行う姿勢が否定され、集合論の進むべき方向に関する著者のアイディアが展開される。どんどん密度は濃くなり、一読二読では理解できない内容になっていく。それでも、集合論を自在に俯瞰する記述の迫力は感じられる。
★2 - コメント(0) - 2013年3月15日

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389冊/94448ページ/男性/専門職

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