松本清張傑作短篇コレクション〈上〉のkojiさんの感想

感想を一言ずつ。「或る「小倉日記」伝」は、美貌の母と障がい者の息子の背徳的なエロティシズム。「恐喝者」は、洪水の日の悪夢の伏線が醸し出す恐るべき恐怖感。「一年半待て」は法の盲点を巧みに小説化した傑作。「地方紙を買う女」は、この謎解きは思いも寄らぬもの。「理外の理」は既読で略。「削除の復元」は畑中・白根論争の推理合戦にのめりこみ。「捜査圏外の条件」は歌と執念の綻び。「真贋の森」はすえた女の匂いと完全犯罪の執念の対照。「二・二六事件」はいずれ完全版。「追放とレッド・パージ」は戦後すぐの暗黒を描く清張ワールド。
★7 - コメント(0) - 2015年5月23日

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