巨龍の苦闘 中国、GDP世界一位の幻想 角川新書巻の電羊齋さんの感想

中国経済の問題点と今後の展望を中心に、習近平・共産党が「三中全会」で打ち出した改革の内容、さらには外交・安保まで幅広く言及。中国楽観論・崩壊論のいずれの極論にも偏ることなく、客観的な記述に努めている。また、第一章で共産党を右と左に振れながら政策調整を進めていく「振り子」にたとえているのはわかりやすい。それから著者は改革の成否については半信半疑という態度だが、この点については自分も同感。口ではいつもいつも「禁煙する」といいながら、いつまでたっても禁煙しないヘビースモーカーのようなものだからなあ。共産党は!
★1 - コメント(1) - 2015年8月7日
電羊齋
それと、いろいろな統計データを見ると、中国は国民の生活水準がまだ先進国並みになっていないのにも関わらず、すでに「先進国病」にかかりつつある感も。
- 08/23 15:17


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268冊/57481ページ/男性/43/その他

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