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さとうしん
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さとうしん
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カレーの故郷インドからイギリス、明治日本を経て現在日本で食べられている「国民食」カレーが形成されるまでの過程を追う。インドの「カレー」あるいはインド人のイメージする「カレー」は地方により様々である一方、現代のインド人から見て日本式カレーは意外と違和感がないとか、日本でイギリスカレー粉の代名詞とされてきたC&Bは、実は19世紀当時からカレー粉が主力製品というわけではなかったとか、その旅の道のりは一筋縄ではいかない。カレーを通じて和食とは何か、日本の固有の文化とは何かといったことまで考えさせられる好著。
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本書で紹介されていた、S&Bの創業者が英国C&Bのカレー粉の原材料を知ろうとしても、カレー粉の缶のラベルには「このカレー粉は東洋の神秘的な方法によって製造された」としか書いてなかったという話に噴いたw

09/02 17:36
  • 霹靂火 雷公
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

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プロフィール

登録日
2014/01/19(4099日経過)
記録初日
2014/01/19(4099日経過)
読んだ本
1682冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
486401ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
1477件(投稿率87.8%)
本棚
8棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/xizhou257/
自己紹介

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