不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者のhayatamaさんの感想

釈先生の出世作。思い入れたっぷりに不干斎ハビアンの宗教論が語られる。戦国末期のヒトながら、「近代的自我」を持って宗教と対峙したという指摘には心から納得。一方で、本書中でも引用されている中で指摘されているようだが、どうしても「共産主義者の転向者」が頭に浮かぶ。構造としては、軍国主義にどっぷり浸かり、敗戦をもって共産主義者となり、共産主義にも絶望したという世代は多いと思うねんけどなぁ。合理主義的なのかどうかはよく分からないけど、いずれにしても「近代的個」として生きたヒトであるとも思う。大作ながら一気に読了。
★2 - コメント(0) - 2016年6月9日

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