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さとうしん
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さとうしん
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本書では元老を伊藤・山県・黒田・井上馨・松方・西郷従道・大山・西園寺の8名のみとしているが、「元勲優遇の詔勅」を元老の条件としない点などで、どうしても曖昧さが残るように思う。あとは伊藤博文の構想では大日本帝国憲法は君主機関説を前提としていたこと、明治日本の指導者が他の開発独裁を進めた国の指導者と比べて腐敗が少なかったことが、近代化成功の大きな要因としている点が気になった。
さとうしん

となると、今の世に大日本帝国憲法を復活させたとしても、天皇親政ではなく天皇機関説に沿って政党政治を進めていくという形にならざるを得ないはずだが?

06/27 17:27
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/19(4089日経過)
記録初日
2014/01/19(4089日経過)
読んだ本
1679冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
484999ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
1474件(投稿率87.8%)
本棚
8棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/xizhou257/
自己紹介

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