不平等との闘い ルソーからピケティまで (の憂愁さんの感想

「平等」か「成長」かをめぐっての議論を、ルソーとスミスの過去にまで遡っての解明を試みたもの。すなわち、「不平等の起源は、社会を営んでいるそのことに内在する」とする、ルソー的スタンスと、「(市場に委ねれば)全体としての生産が向上し、(いわゆる)貧困層の生活水準が引き上げられる」というスミス的スタンスとの対比から、マルクス、新古典派経済学を経て、近年の「不平等ルネサンス」とピケティの議論までを一瞥したもの。労作と思うのだが、いかんせん私の読解力がついていかなかった。捲土重来を期したい。
★13 - コメント(0) - 2016年7月24日

感想・レビュー投稿者

193冊/39108ページ

憂愁さんの最近の感想・レビュー

自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (河出文庫)
「お前はバカだ」という評価を強要してくる現代社会をスマートに泳ぐための本。ただ、私の年齢では遅すぎた…続きを読む
蜜蜂と遠雷
この作品の最大のライバルは、『ピアノの森』なのではないかなあと思った。神がかったカイよりは、地に足が…続きを読む
幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)
アドラーをメインにして、ギリシア哲学をまぶした感じ。「わかりやすさ」という点では、「嫌われる勇気」「…続きを読む
思考の整理学 (ちくま文庫)
「グライダーしか操縦できないパイロットを養成」あたりで、もう拒絶反応。お酒を召し上がる方らしく、その…続きを読む
社会学講義 (ちくま新書)
「大澤理論社会学」概論なら、これでもいいんですけどねえ。。。続きを読む
小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける―これだけは知っておきたい70のポイント
「小学社会」で、憲法原理と三権分立を一通り説明できてしまう。着眼点もおもしろいし、読んでいてもおもし…続きを読む
ログイン新規登録(無料)