虹の歯ブラシ 上木らいち発散の空猫さんの感想

図書館。バカミス・エロミスとされるのが当然な(ただし妥当であるかは今しばらく措く感じの)早坂吝ではあるけれど,その一方で,ミステリ自体を「要するにこういうものでしょ」と,深く理解しつつ軽く馬鹿にしている態度もずっとあるように見える。今回の作品では,個々のパートは個々に完結するが総合すると別の真相が浮かぶ連作短篇とか,一部分を変更したり削除したりすると結論が変わるからくり絵的構造とか,作品に組み込まれると技巧的に評価が高くなるような仕掛けを,わざと援交探偵によって踏み荒らそうという意図があるのだろうか。
★30 - コメント(1) - 2016年8月9日
flying frog
と私も思っていたのですが、次作を読んでちょっと買い被りだったか、と思い直しました(笑)。ただ、頭はすごく良い作家のようですし、そのうちツボに入った傑作が出てこないとも限らないかもしれない(笑)
★1 - 11/24 20:43


感想・レビュー投稿者

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