記憶の渚にての聖月さんの感想

いつもの感じの男性主人公、妙に感性が強く、いたって料理上手、で、これからどうなるの?と思っていたら、1/3も行かないところで、死んでしまったのは、最近にはないサプライズ。登場人物が多すぎるという前評判で、読みながら、いつもよりは多いけど、まあ付いて行けるなあと思っていたら、終盤にかけてウジャウジャ。最後の、あの部屋にもウジャウジャ。白石一文らしくない、手を込めすぎたミステリーって感じです。まあ、文体は作者らしいんだけど、広げた大風呂敷の大きさ、その畳み方は島田荘司にも似ている。このミス候補になれば面白い。
★15 - コメント(0) - 2016年8月23日

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