角川インターネット講座 開かれる国家 境界なき時代の法と政治 12巻のau-labさんの感想

情報社会における国家観について、敢えて異なる立場の論者を集め、「国境」という概念がどうありうるか、を問う。編集方針上致し方ないところだが、個々の議論についてはオムニバスっぽく、もう一歩踏み込んでほしいところ。とはいえ、既成概念そのものを疑う複数の視座が提示されており、示唆に富む本であることは間違いない。
- コメント(0) - 2016年9月12日

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