東京會舘とわたし(下)新館のMasa.Hさんの感想

東京會舘を舞台に綴られる、人と人の想いと想いに応える人の織りなす一つの大きな物語。「金環のお祝い」はちょっとその想いが美しすぎて涙が止まりませんでした。電車の中だったのに。 「煉瓦の壁を背に」はもうどうしようもないくら出来すぎた都合の良い話なんだけど惹かれてしまう。そして「また会う春まで」。羨ましいったらありゃしない。ここで触れなかった残る二編も含めて、人の想いがぶつかりはじけるさまに心揺さぶられてなりません。最後に素敵な読後感を胸に本を閉じると...表紙にとどめを刺されてしまいました。
★16 - コメント(0) - 2016年10月3日

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562冊/163261ページ/男性/技術系

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