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さとうしん
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さとうしん
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文庫化を機に再読。「日本」がもともと中華的世界観の中で東の果ての地域を指す語であったのが、倭国の王朝名として採用され、それが国号と化し、時代の経過に従って新たな意味づけが付加されていくさまを描き出す。近年公表された祢軍墓誌の「日本」については、同墓誌中の「風谷」の語と対になっているということで、少なくともこの墓誌の中では国名として使われていないということで納得。しかし日本国号の問題を突き詰めていくと、網野善彦のように、現代もこの国号を使用し続けているのは妥当かという問題に行き着くはずだが…
absinthe

そうだったんですか。日本人がわざわざJAPANと連呼するのはいかがなものかと思っていましたが。ニッポンとかニホンと連呼しても、たいして違いは無かったのですね。

10/17 22:51
さとうしん

日本国号の由来についてはこれからも研究が深められていくと思います。

10/18 21:21
  • absinthe
へくとぱすかる

「ニッポン」なのになぜに「J」、と思っていましたが、「近日」のジツと言われると納得。

08/25 00:24
  • absinthe
0255文字
全3件中 1-3 件を表示

さとうしん
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読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/19(4088日経過)
記録初日
2014/01/19(4088日経過)
読んだ本
1679冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
484999ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
1474件(投稿率87.8%)
本棚
8棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/xizhou257/
自己紹介

歴史関係の本を主に読んでます。

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