刑事ファビアン・リスク 顔のない男のカヲリさんの感想

また1作北欧ミステリーから読みごたえのある本が出たなと思う。ただ序盤100P辺りまでは退屈で何度も登場人物表とにらめっこしたり閉じたりして進まなかったが、中盤から俄然面白さが増した。ただ私が今世紀最高のミステリーだと思っている同じ北欧系の『ミレニアム』に比べると(比べる必要はないのだが、どうしても要所要所で比較しながら読んでしまった、無意識下で)ご都合主義的な部分が垣間見られる。今作の主人公は独善的な警察官であり、推理の根本が描かれてはいないが所謂「刑事の勘」というものでロクに説明もされず(続く)
★6 - コメント(1) - 2016年11月17日
カヲリ
話が進んでいく部分が多々見られる。実際刑事には独特の勘があるのかもしれないが、読者はそれでは納得できない。ミレニアムの探偵役をしたジャーナリストは綿密に調べを行いそれを読者に公表する描写だった。それが作品に対する出来栄えで圧倒的にミレニアムが凄いと私が評価する所以だ。だがこの作品はここ数か月間で読んだ小説の中では圧倒的に面白かったし、次作も期待はしている。
★1 - 11/17 17:11


感想・レビュー投稿者

703冊/254729ページ/460レビュー/女性

カヲリさんの最近の感想・レビュー

猫は毒殺に関与しない: 猫探偵 正太郎の冒険 5 (光文社文庫)
10年ぶりくらいの新作で楽しみに待っていたのに…のに。正太郎は3話目以外ほぼ活躍しない…続きを読む
英国庭園の謎 (講談社文庫)
再読∞。国名シリーズが突然読みたくなってのまたも再購入。表題作より「ジャバウオッキー」が…続きを読む
探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて (幻冬舎文庫)
相変わらずの東川節が炸裂。特に4話「真夏の炎天下に本気で草野球というわけだ。これはもぅ勝つか負けるか…続きを読む
ぶたぶたの花束 (徳間文庫 や 36-6)
短編5作。「バラとチョコレート」のモチーフは小説で使われがちだけど、収録作の「チョコレートの花束」は…続きを読む
365日のプチプラスタイル 「シンプル」を着こなしで楽しむ、大人の上品カジュアル
1年前の前作の方がより使い勝手やコーディネイトの勉強になった。プチプラアイテムと言っても著者の年齢や…続きを読む
ふだん着物のらくらく結び 半幅帯と兵児帯
半幅帯の更に結び方が分かりやすい本。オサレさでは君野氏の本の方が上だが、帯結びの基本、分かりやすさ、…続きを読む
ログイン新規登録(無料)