松本清張傑作短篇コレクション〈上〉の緋莢さんの感想

松本清張ファンの作家・宮部みゆきが、260篇の短篇から傑作短篇を 選出。芥川賞を受賞した「或る『小倉日記』伝」、ミステリ・デビュー作の「恐喝者」、いち押しの「一年半待て」、「地方紙を買う女」、ノンフィクションの「昭和史発掘 二・二六事件」など10篇と、宮部みゆきの解説、担当者の思い出を収録した上巻。
★12 - コメント(2) - 2016年11月17日
緋莢
宮部みゆきが選んだ松本清張作品という事で購入したのですが、だいぶ長い間、積読にしていました。松本清張は数年前に『点と線』を読んだぐらい(アンソロジー収録で他にも読んでいる可能性もありますが)でした。この上巻に収録されている短篇を読み、未だに何度もドラマ化される理由が分かった気がします。「地方紙を買う女」は、自分の連載小説が面白いからという理由で購読を始めた女性が、今度は小説がつまらなくなったから、と購読を止めた
★4 - 11/17 18:44

緋莢
その女性の存在を知らされた作家が、そこから思わぬ事件を炙り出す様が面白かったです。「捜査圏外の条件」は、ある計画を実行するために長期間我慢した執念、しかし、ある歌が・・・というのが読ませます。「真贋の森」も、美術界を舞台にした執念の話で読み応えありました。
★4 - 11/17 18:44


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