「法家孤憤」の主役・京科の名前は荊軻と同音という設定。確かに現代音では同音となるが、『漢字古音手冊』(増訂本)によると、「京」の上古音は見紐陽部、「荊」は見紐耕部、「科」と「軻」はともに渓紐歌部となるとのこと。まあ音通が可能な範囲かなと。
ただ、中国には「本能寺の変の謎」のような歴史ミステリーは存在しないのではないかということだが、靖難の変で死んだとされている明の建文帝が実は生きていたのではないかとか、宋の太祖は太宗に殺害されたのではないかとか、中国にもいくつか存在する。
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「法家孤憤」の主役・京科の名前は荊軻と同音という設定。確かに現代音では同音となるが、『漢字古音手冊』(増訂本)によると、「京」の上古音は見紐陽部、「荊」は見紐耕部、「科」と「軻」はともに渓紐歌部となるとのこと。まあ音通が可能な範囲かなと。
ただ、中国には「本能寺の変の謎」のような歴史ミステリーは存在しないのではないかということだが、靖難の変で死んだとされている明の建文帝が実は生きていたのではないかとか、宋の太祖は太宗に殺害されたのではないかとか、中国にもいくつか存在する。