ちょっと今から仕事やめてくるの新地学@児童書病発動中さんの感想

気軽に読めるが、仕事とは何かという重い問いかけを含んだ小説。印刷会社の営業の仕事をしている隆は疲れ果てて、ある時ふと死を選ぼうとする。それを助けるのが「ヤマモト」だ。隆が自分の仕事に対して抱いている想いは、多かれ少なかれ今の日本人に共通していると思う。そんな皆が考えていることを掬い上げて、このような物語に仕立て上げる作者の感性は素晴らしい。だからこれほど読まれているのだろう。個人的には巧妙なプロットに感心した。「ヤマモト」は誰かというミステリ的な趣向が、人間的な物語に溶け込んでいるところが素晴らしい!
★186 - コメント(2) - 1月8日
Takayuki Oohashi
新地さんのレビューを読んで、こういう本も久々に読みたくなりました。
★2 - 01/08 21:15

新地学@児童書病発動中
こんばんは。Oohashiさんの考えるライトノベルとちょっと違っているのかもしれませんが、一応電撃文庫の作品を読みました。これは普通の良い小説でした。お勧めです。
★2 - 01/08 21:21


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