iのmiyaさんの感想

アメリカ人の父と日本人の母の養子となった、シリア人のアイ。世界で起きる悲劇を知るたび、生き残ってしまったような罪悪感に駆られる。テレビの中のニュースが、なんとなく遠くの事だと感じてしまう、この国で安穏と暮らす私達は、悲劇の起きた国をルーツに持つ人々の悲しみを、想像する事しかできない。それでも、この物語のアイのように、自らを時には否定し、迷いながら進む人生は、こんなに美しいのだと気付かされました。
★38 - コメント(0) - 1月9日

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453冊/165732ページ/女性

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