iのarisa-to suzuneさんの感想

「この世界にアイは存在しません。」の言葉にアイは衝撃を受ける。アイはシリアで生まれすぐにアメリカ人の父と日本人の母の養子に。裕福な一家で育ちアイは負い目を感じ、自分だけ何故助かったのだろう?他の子の権利を奪ったのかも知れないと悩み続ける。そして冒頭での言葉も胸にささったまま。一方で両親から愛され心許せる友達もでき成長していく。それでも世界で起こる悲惨な出来事、死者の数を耳にする度、自分に問う、悩むアイ。アイの目や心を通して様々な事にぶつかり考えさせられた。最後アイが自分を肯定する叫ぶ描写は涙が出た。
★48 - コメント(1) - 1月10日
arisa-to suzune
自分を肯定する難しさと、難しいと思ってもいいんだという気持ち、そして自分を肯定してもいいのかも知れないという気持ちになり読んで良かったと思う。
★2 - 01/10 21:25


感想・レビュー投稿者

110冊/33011ページ/100レビュー/女性

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