きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにてのY.C.STUPIDさんの感想

思ったよりも主人公とヒロインの交流は印象に残らず、描写の量を割かれているのは街とオカマジジイという。その配分から考えるに、志向しているものはあくまでグロテスクなもので、ラスト10ページの狂気的行動へ辿り着くために恋愛が用いられ、その副産物としてたまたま泣けるにすぎないのかもしれない。これは恋愛小説じゃないのだ。終わり方は確かに美しいです。
★10 - コメント(0) - 1月11日

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409冊/140427ページ/179レビュー/男性

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