iのぐみさんの感想

★世界中で起こっている苦しみに対して苦しむことにさえ、罪悪感に苛まれ続けてきたアイ。どうして私ではないのか?どうして私は存在していていいのか?不条理の世界を見つめる自分をとらえようとする物語。生きることに正しい答えなどないのだと思った。アイラン・クルディ。「彼のことを、私たちはこんなにも思ってる。」もどかしくても無力でもそれだけは事実。それを認めたアイがまっさらな心と体で躍動するラストシーンはがっと胸が熱くなる。表紙装丁がいとおしくなる。
★32 - コメント(0) - 1月11日

感想・レビュー投稿者

204冊/50941ページ/女性/大学生・院生

ぐみさんの最近の感想・レビュー

はじめてのアクティブ・ラーニング!  英語授業
田尻悟郎先生の講演を聞き、「教えすぎない」「生徒の心に火をつける」教師でありたいとぼんやり考えていて…続きを読む
不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)
★米原さんは間違いない。 特に第五章は、これから言語と付き合って行くうえでまさに金言の宝箱。「『国際…続きを読む
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)
★言語、文化、政治、美醜、恋愛、哲学、宗教、などなどあらゆるテーマを扱ったエッセイ集。どのテーマも「…続きを読む
マチネの終わりに
★★心臓抉り取られて頭ガーンて殴られたような感覚。たかが読書で、こんなに、明確に、喜びや悲しみや憤り…続きを読む
世界の果て (文春文庫)
明るさが人を疎外するというのはよくわかる。私も誰にでも理解できるハートフルなものより人に言えないで悶…続きを読む
ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)
★米原さん初読み、一冊でたちまちファンになりました。それこそ彼女の言うところの「芋蔓式」に、これから…続きを読む
ログイン新規登録(無料)