羊と鋼の森のいきあたりばったりさんの感想

繰り返される「明るく静かに澄んで懐かしい文体……」という表現がしっくり馴染む世界だった。耳をすませていると、確かにピアノの音が聞こえてくる……。実家にあるピアノをもう一度開いて触れてみたい、と昔を懐かしむような穏やかな気持ちになった。ピアノ調律師になったばかりの主人公の「いつになったら、自信をもってできるようになるのだろう」という焦る姿勢に自分を重ねて読んでしまった。本人の「才能や素質」に焦る姿と周りの「着実に頑張る、それで実力がついてくる」というのが、静かなのだけれども力強い励まし。いい小説でした。
★42 - コメント(0) - 1月11日

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24冊/8897ページ/男性

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