iの陸奥☆独り旅さんの感想

主人公アイはシリア人。アメリカ人と日本人の両親の養子である。誰とも血縁のないこの状態が、アイの自分探しの重要な意味をもつ。両親や親友、恋人、夫、社会や世界と自分との関係、他者と両親、他者同士ーそこにLGBTなどの事情も含まれるーの中で、アイは繊細に物事を捉え、自分とは何かを追い求めていく。「この世界にアイは存在しません。」印象的なリフレインとともに、複雑で不確実なこの世界で、より神経質にヒトは成長せざるを得ないのだと、改めて考えさせられる。帯の煽り文句には共感しないけれど、読んでよかったと思える作品。
★23 - コメント(0) - 1月11日

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508冊/155869ページ/男性/役員・管理職

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