あこがれのはこさんの感想

平仮名の「あこがれ」ってタイトルがとても似合う、二編の連作小説。小学生ならではの幼さと柔らかさ、鈍さと繊細さなどがアンバランスというかむしろバランスよく描かれていて、麦彦とヘガティーのふれあいに心がじんわりとあたたかくなる。なによりも書き出しが素敵でした。それにしても、今どきの小学生ってそうだよね、ユーチューブ見て親はスマホいじってて、震災の教育受けてて、そんなリアルさが、考えてみれば全部当たり前のことなんだけれど衝撃的だった。
★8 - コメント(0) - 1月20日

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117冊/26758ページ/女性/24/サービス業

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