三酔人経綸問答のえぬもりさんの感想

読了。中江兆民ー三酔人経綸問答はよく問題で聞かれた気がする。 古典独特の、しっとりした文体、しかし内容は苛烈。今の(国際)政治は本書の域を未だに出ていないと思う。 また、民主主義と拡張主義の意見の対立、南海先生中立的意見以上に、学問(特に文系学問)の有用性を指摘する一文が印象的。 「時代は絹、紙、思想は絵具、事業は絵です。一時代の社会は、一幅の絵なのです。」「あなたが今のうちに、思想という絵具の調合に努力して怠らないならば、百年後には、その絵具の汁が社会という皿に、どくどくと溢れるようになるでしょう。」
★1 - コメント(0) - 2月16日

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44冊/11482ページ/男性

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