罪の声のふかおせさんの感想

グリコ・森永事件を題材にした話。あくまでフィクションだか、私が物心つく前の事件だしこれが事実なんじゃないかと錯覚しそう。史実が丁寧に書かれていて(たぶん)、事件に対する著者の真摯さと、その上での、これはくだらない事件だって解釈が面白かった。大人の事情で子供を巻き込んだ事件。うん。くだらないわ。それ故、エピローグには泣けた。後半ずっと望んでいた着地点。やっぱり希望がある物語は読後感が良い。希望。望。
★35 - コメント(0) - 3月13日

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14冊/4653ページ/12レビュー/男性/専門職

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