魂の重さは何グラム?―科学を揺るがした7つの実験のTCrbさんの感想

「魂の重さ」の存在とその測定法については中学の時に友人から聞いて驚き、その頃は殆ど疑いもせずに信じ込んでしまった。高校生になって疑い深くなり、しかし即断癖は抜け切っておらず「どうせ頭のおかしい科学者による奇説だろう」と片づけ忘れ去っていた。この本によって、久しぶりにその問題を思い出し、そして、仮説を立てて論理的に科学検証することの大切さと困難さを知れたように思う。魂の重さ問題以外でも、面白いところはたくさん。機械説・生気説論争など、当時と現在の常識の差異やそれに伴う論理展開の違いが興味深い。
★4 - コメント(0) - 2011年2月8日

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