「摸倣犯」を読了し、次に選んだ宮部作品は「淋しい狩人」。理由は、家内が録画しておいてくれた同名のドラマを観て原作を読みたくなったから(2013年9月20日の金曜プレステージ・宮部みゆきドラマスペシャル)。
文庫本5冊にもなる「摸倣犯」に比べ極めて短い6編の短編からなる物語。主人公は、いずれも亡き親友から田辺書店の経営を任されたイワさんで、六つの事件を解明してゆく。表題の「淋し狩人」に登場する犯人は「摸倣犯」の主犯に通じる自己顕示欲の強い男。そういう意味では「摸倣犯」の試作品になった作品なのかもしれない。
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