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出口のない海で、横山秀夫さんを捜す

陰の季節
トピック

KAKAPO
2016/04/17 10:10

 D県警を舞台にした4編の短編集ですが、どの作品も、意外な結末に至るというのが特徴なのではないでしょうか?表題作である『陰の季節』は越坂部元刑事部長の執念が解決を手繰り寄せます。この展開は『64』に繋がるような感じがしました。

 2番目の『地の声』と4番目の『鞄』については、私としては釈然としない結末でした。私は、3番目に収録された『黒い線』が好きです。情報が増えれば増えるほど謎が深まり、読者が全く予想できない(少なくとも私は予想できなった)解決に至る。まさに横山秀夫さんならではのミステリーだと思いました。

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