私の安積班9冊目『隠蔽捜査』が刊行された2005年の丁度1年前になる2004年の刊行だが、シリーズを重ねる毎に面白さが増している。お台場で倒れたアラブ系外国人は、海外からウィルスを持ちこんだ自爆テロの犯人である疑いがあった。地域・道路封鎖に奔走するベイエリア分署!安積警部補の周辺を固める登場人物達の清々しい生き様と信頼関係が心地よい。気の利いた会話と、登場人物達の心の呟きが電車の中で読んでいても思わず声を出して笑ってしまいそうなほど楽しい。この『半夏生』では、後半、須田からの報告を切欠に物語が大きく動く!
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