文庫化されるまで待とうと思っていたのだが、先日読んだばかりの『転迷: 隠蔽捜査4』が面白かったせいもあり、Bookoffで見つけた時は、読みたいという気持ちを押さえられなかった。ドラマを観たのに結末を忘れていて、思い出しながら読んだ。最後のどんでん返しは、かなり唐突な感じがしたけれども、毎回、重責を負い、ピンチに見舞われながらも、掴んだ情報を正しく解釈し、適格な判断を下して行く竜崎の言動が小気味よい。マンネリ化を指摘する読者もいるかもしれないが、ファンはこのシリーズが末永く続くことを願っているに違いない。
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