登場人物が嫌な奴しか出てこないので、途中で読むのが辛くなりながらも読了。薄井はあまりにも浅はかな、器の小さい男。小物なのに、自分はそこそこ上等な人間だと思ってるのが笑える。女たちが薄井の思い通りにならないのは、外ならぬ薄井のせいなのに、全然わかってないんだろうな。主人公なのに嫌な奴なので、薄井が少しずつ破綻していく様は結構面白かった。週刊現代の読者はどんな気持ちで読んでいたのかな。物語の方から薄井をシャットアウトしてしまうようなラストが良い。長峰の不気味さ、朝川の小狡さも印象に残った。
★14 - コメント(0) - 2月9日

「男の一人称」「『傾聴』する側、される側」「紀香さんと養子」「不倫の地味化」が面白かった。 バブル時代の不倫とベッキーの件を比べて「今は長崎くらいしか連れて行ってもらえない上に、女の側ばっかり損してる」って箇所には笑ってしまった。
★4 - コメント(0) - 2016年11月28日

西原作品で目にしたことのある名言が結構あった。「男と女の名言」はあまりにも下品なのが多くて笑えた。
★5 - コメント(0) - 2016年10月10日

北海道夕張市をモデルにしたと思われる架空の町、苫沢町で起きるあれこれを描いた連作短編集。「小さなスナック」「中国からの花嫁」が良かった。田舎の閉塞感、良くも悪くも濃密な人間関係が描かれていて面白かった。
★25 - コメント(0) - 2016年10月6日

どこにでもいそうな家族に起きる、ちょっとした変化を描いた短編集。心温まる物語ばかりだった。登場人物たちが家族を思う気持ちがじんわりと伝わってくる。最初の「虫歯とピアニスト」がとても良いので、次以降の短編も引き込まれて読んでしまった。「手紙に乗せて」と「妻と選挙」には涙が出た。
★16 - コメント(0) - 2016年4月27日

前作同様、くだらない相談にも真面目に答えているところに好感が持てる。いろんな立場の人からの相談があるわけだけど、各々に寄り添った回答文で、洞察力があるなーと思う。
★4 - コメント(0) - 2016年1月29日

「二万個、にぎりました」、「大塚家具に、ご提案」が好き。時事ネタに対して自分がぼんやりと抱いていた感想を、カチッと文章にしてもらえたような気持ちよさがある。今回から装丁が変わって可愛くなっていた。
★6 - コメント(0) - 2015年12月15日

時代がピンとこなかった。70年代をリアルタイムで知っていたらもっと面白く読めたんだろうなあ…残念。直子が、居場所がないと思う気持ち、時代のムーヴメントに共感できない気持ち、女を軽視する社会に反発する気持ちは二十歳の女の子っぽくてわかる気もするんだが、実際の行動がめちゃくちゃで全く共感できなかった。親の金で大学に行っている身なのに好き勝手しすぎているのが嫌だった。家族は大事にしろよ…。
★11 - コメント(0) - 2015年10月23日

メンタルに少し問題がある人々が出てくる短編集。荻原さんの本は初めて読んだけど、面白かった~。最初の「ヒット・アンド・アウェイ」が一番良かった。こうなってほしい、と願ったとおりの展開で、スカッとした。「エンドロールは最後まで」は、出来過ぎた話だなーと思いながら読み進めていたら、中盤でちょっと展開が変わってきて引き込まれてしまった。ラストをはっきりさせないのも良かった。片づけられない女の話(「カメレオンの地色」)も面白かった。
★17 - コメント(0) - 2015年9月30日

角田さんが猫を本当に大切にしているのがよく伝わってくる。猫を飼っている人なら深く共感できる箇所が多数。BC(Before Cat)とAC(After Cat)のくだりは、確かに私もそうだったので、その概念になるほどと思いながら読んだ。トトちゃんの写真もたくさん載っていて本当にかわいい。
★17 - コメント(0) - 2015年6月24日

けっこうボリュームがあったけど、それを感じさせない面白さだった!直美と加奈子に感情移入してしまい、ラストの逃走劇は「お願い、逃げ切って!」とドキドキしながら読み進めた。肉親として至極真っ当な行動を取っている陽子が悪人に思えてくる不思議。犯罪者を応援してしまい、読後はすっきりしてしまっている不思議。引き込まれる作品だった。
★33 - コメント(0) - 2015年5月26日

朝井さんの本は初めて読んだけど、面白かった!電車の中で読むのは危険ですね(吹き出してしまうから)。最初の「便意に司られる」の項がすごく面白かった。あと、タイトルがいい。単行本のタイトルだったら手に取らなかったと思う。
★10 - コメント(0) - 2015年5月1日

みんな可愛かった~!
★5 - コメント(0) - 2015年2月26日

恋愛を自分から遠ざけていたアイコが、飛坂さんに出会ってどんどん変わっていくのが良かった。潔癖すぎるくらいにまっすぐなアイコの人物像に好感が持てた。せつない内容だったけど、読後感は爽やか。久々に良い恋愛小説を読んだって感じがした。
★12 - コメント(0) - 2015年2月5日

400ページ以上あったけど、引き込まれてスラスラ読めるので、あまり長いとは感じなかった。塔子の心情が丁寧に描写されているので、感情移入しながら読んでしまった。塔子が昔好きだった鞍田さんになびくのはわかるんだけど、小鷹くんに言い寄られたらふらふらとそっちへ行ってしまう流されやすさには少しイライラした。鞍田さんはスマートで魅力的。身勝手なところもあって、いかにも不倫相手という感じ。ラストはちょっと意外だった。あの夫と再構築するのか…。
★13 - コメント(0) - 2015年1月4日

結末が記された最初の1ページに気付かず読み進めていたのだが、夢中になって読めたから、最初の1ページが目に入らなくて逆に良かったかも。寂しい結末だったけど、直子は伶也に出会えて充実していただろうし、他人にはわからない幸せがあったんだろうと思う。人生を捧げるほどの魅力が伶也にあるとは思えないんだけど、それが直子の狂信ぶりを際立たせているのかなと思った。1人の女性の半生を描くには短いページ数だけど、ジェットコースタードラマのような面白さがあった。
★9 - コメント(0) - 2014年12月6日

小保方さんへの冷静な分析に深く共感。
★4 - コメント(0) - 2014年11月18日

湊作品らしからぬ爽やかな読後感だった。こういう話も書くんだなあ~。
★11 - コメント(0) - 2014年10月31日

万佑子ちゃんが失踪してからの回想が細かく書かれていたので真相はどうなんだろうと期待して読み進めていたら、ラスト20ページくらいで駆け足で謎解きされてしまい、ちょっと肩すかし。奈美子の登場が唐突すぎると感じた。結衣子がかわいそうなまま終わってしまい、フィクションなのにせつない気持ちになった。
★14 - コメント(0) - 2014年10月5日

陳腐な展開なんだけど、なんだか続きが気になって読み切ってしまった。本当に昼ドラみたいだった。
★2 - コメント(0) - 2014年8月27日

エピソードが細切れに書き綴られていて、ちょっと読みにくかった。ちゃんとご自分で文章を書かれたということなんだろうけど(失礼)。彼女にとって安部公房はとても大きな存在だったんだろうと思う。そんな人を40代半ばで失ったのは辛かっただろうな。安部公房との関係も去ることながら、当時の芸能界や彼女の仕事ぶりの記述も興味深かった。この本を書くことを新潮社の人から勧められたのに、出版したのは講談社っていうのは途中で何かあったんだろうか。
★9 - コメント(0) - 2014年8月12日

怒りよりも、人を信じることについて考えさせられた。山神の殺人の動機、美佳がどんな人生を背負っていたのかがはっきりしないまま終わったので、何となくモヤモヤする読後感。想像の余地を残すために謎のまま終わらせたのかなあ。愛子と田代は希望の見える結末で良かったと思う。辰哉と泉は可哀想すぎて暗い気持ちになってしまった。上下巻で長かったけど、飽きずに読めた。人物の描写も細やかで、さすが吉田さんだな~と思った。
★22 - コメント(0) - 2014年6月1日

前作同様、30代以上の方が楽しめそうな内容。「給料と 夏のパンスト 上がらない」、「うしろ指 指されぬ程度の 若作り」が笑えた。
★7 - コメント(0) - 2014年4月28日

いろんなキュンとくるツボが集められていて面白かった。よくこんなに集めたなー。最も共感したのは、「ドアを押さえててくれてキュン」だな。あれは嬉しいw「おいで」もいいと思った。言われてみたい…。
★5 - コメント(0) - 2014年4月11日

佳苗よりも東電OLについての記述の方が興味深かった。3人ともそれぞれに偏っているところがあるので、読みながら「え、そんな結論!?」と戸惑うこともしばしば。読むのを楽しみにしていた1冊だったけど、読み終えてみたらそうでもなかった。鼎談形式が自分に合わなかったのかな…。
★3 - コメント(0) - 2014年3月26日

中村うさぎの語る女の生きづらさはいつも面白い。三浦しをんは小説しか読んだことがなかったのだが、こういう人だったんだ~。なんだか親近感が湧いた(笑)「でも、ブスじゃん」は心に沁みました。本当にそうだよね…。
★8 - コメント(0) - 2014年3月23日

とっても読みやすかった。最近の桐野作品はソフトだなあ。家族が皆それぞれ自分勝手で、その後大きく改心するわけでもないところが現実味がある。朋美が逃避行を続けるうちにどんどん肝が据わっていく様子が面白かった。浩光はもっと痛い目を見れば良かったのに、と思う(笑)これから再構築、というところでぱっと終わるラストが良かった。
★12 - コメント(0) - 2014年1月26日

まほろ駅前シリーズ、初の長編。ボリュームを感じさせない読みやすさ。多田と行天のドタバタを追いかけていると、あっという間に引きこまれる。ちょうどお正月に読み始めたので、お正月から始まって年の瀬で終わる流れも心地良かった。多田と行天の過去の傷にもやや方がついたし、シリーズはこれで一区切りなのかもしれないけど、また続編を出してほしい!
★30 - コメント(0) - 2014年1月13日

負け犬とゲイとの共通点は、自分にもあてはめてみて、なるほどと感じた。 「学び」と「気づき」も大いに共感。確かに気持ち悪い言葉だわ。このシリーズは気軽に読めるので大好き。夢中になって読むんだが、読み終えると何が書いてあったかイマイチ思い出せないということも多いんだけどねw
★3 - コメント(0) - 2013年11月29日

どんな話題でも途中で下ネタになってしまうため、電車で読むことはできなかったwゆるーく読む本。
★6 - コメント(0) - 2013年11月8日

つば九郎のおなかには、夢と希望とちょっと腹黒い気持ちが詰まっています。
- コメント(0) - 2013年10月23日

もっと薄い内容かと思っていたんだが、予想より面白かった~。様々なジャンルの人生相談に、サイバラらしい豪快であっけらかんとした回答が並ぶ。「仕事ができない人は、人ではなくてネジだと思え」ってのはなるほどと思った。もっと前に知りたかったな(笑)
★8 - コメント(0) - 2013年10月22日

第二章から一気読み。日記には途中までだまされてしまった。頭がお花畑な浮気相手と現実的な妻、という印象で読み進めていたけど、どちらも桃子だったのね…。夫の浮気に徐々に心を乱し、床板をチェーンソーで切断する桃子、床下にひたすら穴を掘る桃子、猫を探す桃子…。怖かったけど、ラストは少し光が見えて良かった。桃子には頑張って仕事に生きてほしい。男性作家の書く女性は「こんな女いないよ」ってのが多いけど、吉田さんが書く女性には引きこまれてしまうなー。しかし浮気男が何の報いも受けないのが残念だった。
★13 - コメント(0) - 2013年9月17日

瀬戸内の小さな島を舞台にした短編集。田舎の濃密すぎる人間関係、しがらみ、閉塞感がうまく出ている。短編だと物足りなく感じる話が多かった。
★6 - コメント(0) - 2013年8月31日

30代のOLはだいぶ共感できるんじゃないだろうか。「逆らわず ただうなずいて 従わず」がうまい。「女子会の 会話の内容 婦人会」もあるある~。
★7 - コメント(0) - 2013年8月30日

「爪と目」を新潮4月号にて読了。二人称の小説は初めて読んだ。継母の「あなた」を冷ややかに見つめる「わたし」。ある程度成長した「わたし」が過去を回想しているようにも読めるけど、この二人の親子関係はどこまで続いているのか。二人称だけど、「わたし」が知り得ない出来事も語られているし、何とも不思議。読後感は怖かったし、不気味。ラストのガラス板のくだりがよく理解できなくて残念だった。
★14 - コメント(0) - 2013年8月18日

美幸が中古車ディーラーの事務員からどんどんのし上がっていく様は痛快だった。あくまで噂を通じて語られるだけなので、美幸が本当に何を考えているのかはわからないのが、また謎めいている。ラストは物足りなかったんだけど、最後まではっきりさせない方が印象に残るってことなのかな。美幸もさることながら、地方都市の群像劇も楽しめた。しがらみ、癒着、談合、噂話…奥田さんは田舎の面倒くささを書くのがうまい。
★11 - コメント(0) - 2013年8月11日

ファッション誌に連載していたためか、桐野さんにしてはライトな内容でした。ドロドロしたママ友いじめがいつ始まるんだろうと思い込んで読み進めていたので、若干拍子抜け。でも、女同士の微妙な仲間外れや、有紗のおどおどした感じとか、あの不穏な空気を上手く表現しているのはさすがですね。周りを気にしてばかりの有紗にイライラしたけど、最後は少し強くなった姿が描かれたのでよかった。最近の桐野作品は読みにくいものが多いと感じていたのだけど、この作品はサクサク読むことができた。
★15 - コメント(0) - 2013年7月18日

楽しい話ではなかったけれど、引きこまれて夢中になって読んでしまった。結末は思いも寄らなかった。ここまでしなければ逃げ切れないのか…と思ってしまった。可穂子の結婚は不幸だったけど、逃げた先での人間関係に恵まれたからまだ良かったのかな。女だけの幸せってのもちょっといいなと思った。リアリティもあったし、小説っぽいスリリングさもあって、面白かった。
★7 - コメント(0) - 2013年6月17日

壮絶だった。全電源喪失という絶望的な状況の中で、必死に復旧にあたった現場の人たちには本当に頭が下がる思い。当時の現場の様子が生々しく伝わってきて、想像はしていたけれど、本当に酷い状況だったんだと実感した。一方、現場の壮絶さが伝わってくればくるほど、東電(本店)と官邸の残念さが際立った。
★4 - コメント(0) - 2013年6月6日


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