読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

majimakira
読んだ本
4
読んだページ
1346ページ
感想・レビュー
4
ナイス
147ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

majimakira
クラシックな名作のひとつとのこと。いわゆる「三重構造」に、迷い疑いを抱きながらも、引き込まれる面白さ。本格ミステリーも、当時の「新本格」への正しい理解もままならない初級ミステリーファンの私だが、冒頭で登場する古典的作品(といいつつ私はクリスティのもののみ既読)や、閉ざされた舞台装置などに、著者の自身の並々ならぬ思い入れがありそうなことは感じられた。それがパロディであれオマージュであれ、東野圭吾流に魅せられることで十分だ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

majimakira
何年かに一度味わう、出逢えたことがその後の生き方を大きく左右する感触のある一冊。本書の四つの主要なカテゴリーの中では、「基盤に関わる後悔」が、自分の人生の中でもっとも大きい。正に脳内のタイムトラベルをして、未来の後悔と痛みを予測する試みが足りなかったと感じる。まだこれからも、よりよい人生を生きるために、そこから教訓を得て、一時的にダメージを受けつつも「行動に繋がる思考に活かすべき感情」としての後悔の最適化。貴重な学びとなった。また、自分の後悔に寄り添う過程でのセルフ・コンパッションもとても大切だと感じる。
が「ナイス!」と言っています。
majimakira
クラシックな名作のひとつとのこと。いわゆる「三重構造」に、迷い疑いを抱きながらも、引き込まれる面白さ。本格ミステリーも、当時の「新本格」への正しい理解もままならない初級ミステリーファンの私だが、冒頭で登場する古典的作品(といいつつ私はクリスティのもののみ既読)や、閉ざされた舞台装置などに、著者の自身の並々ならぬ思い入れがありそうなことは感じられた。それがパロディであれオマージュであれ、東野圭吾流に魅せられることで十分だ。
が「ナイス!」と言っています。
majimakira
シリーズ五作目で、刑事指導官としての主人公・風間を描くものとしては二作目。解説にもあるが、時系列と異なる順序で読ませるこの五作を通じて、遂に風間公親というひとりの警察官の人生が見えてくる構成が実に素晴らしい。”古畑的”倒叙ミステリーの形態をとる刑事指導官・風間を描く短篇は、毎回指導される立ち位置の若手刑事や風間がどこに注目し、何を鍵にして謎を解いたかを楽しみに味わいながら読める。風間自身にとって因縁の相手となる連続通り魔事件の容疑者の存在が、シリーズの今後に仄暗い余韻を残すのもニクいところ。
が「ナイス!」と言っています。
majimakira
シリーズ第四作。再び、教場で指導にあたる風間に触れる安心感があるが、その原点たる「教場」と、彼の名前の組み合わせであるタイトル…、その意味するところが徐々に分かるような、ひとつの到達点というか、終着点というか、そんなものを予感させる展開だった。心なしか風間の指導における厳しさも、その愛情深さの陰になりを潜めているように感じるし、終盤で明らかになる身体の変化も含め、なんとなく物寂しさを感じさせる作品。一方でこの展開や、彼が育てつつある助教・平優羽子の存在が、シリーズの今後に新たな期待も抱かせる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/19(4617日経過)
記録初日
2010/11/21(4919日経過)
読んだ本
789冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
307005ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
678件(投稿率85.9%)
本棚
19棚
性別
年齢
45歳
血液型
A型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

元々好きだった純文学とミステリに加え、歴史小説・時代小説の魅力を知りました。仕事で忙殺されがちで波のある読書ライフですが、やっぱり本が大好きです。

みなさまのレビューや多くのことばに触れることを毎日とても楽しみにし、そして多くの刺激と勇気を頂いています。どうぞよろしくお願いいたします。

〈以下記録〉
2022/11/20:
七百冊の記念碑、吉本ばなな「キッチン」

2020/5/27:
六百冊の記念碑、原田マハ「サロメ」

2018/3/30:
五百冊の記念碑、伊坂幸太郎「ホワイトラビット」

2016/4/4:
四百冊の記念碑、吉田修一「橋を渡る」

2014/7/7:
三百冊の記念碑、村上春樹「女のいない男たち」


読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう