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2024年3月の読書メーターまとめ

aquamarine
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感想・レビュー
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ナイス
1349ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

aquamarine
続編である今作では成瀬は大学受験を経て大学生に。ゼゼカラに憧れる中学生や、成瀬の父親、観光大使になるべく育てられた女子大学生、とそれぞれの視点から成瀬が描かれる。二作目でも成瀬は成瀬のままなのがとても嬉しい。本来ならこういうタイプだと生きづらい気がするが、近くにいれば必ず彼女の良さはわかるし、クレーマーとの会話や観光大使として活躍するときの信念などを見ていると、本人も言うようにこんなに適役はいないだろうとさえ思ってしまう。着地が思いがけなかった最終話が一番好き。スマホを置いていった理由が本当に成瀬らしい。
yukaring
2024/03/10 20:31

最終話は何が起きたのか登場人物像たちと一緒にわさわさしちゃった😆いつしか皆良い仲間になって繋がってるのは成瀬による化学反応だよね😁今回も成瀬は成瀬で楽しかった🎶

aquamarine
2024/03/11 08:47

ゆかちゃん♪うんうん、私も成瀬のことだからきちんと事情があってそうなっていると思ってたけどそれでもわさわさしたわ(*´艸`*) 化学反応って素敵な表現!みんなが成瀬に惹かれ、関わることで変わっていったり仲間になったり…ラインのグループがとっても良かった^^ 変わらない成瀬をこれからもぜひ読ませてほしいね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

aquamarine

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

aquamarine
「もぬけの考察」で独特な世界観を突き付けてくれた著者の2冊目。カプセルトイの企画部に勤めながらなにゅなにゅというキャラクターの推し活に嵌まる女性。自分ではなかなか取れないゲームの景品になったなにゅなにゅをクレーンゲームオタクの森本にとってもらい、代わりに髪をなでさせる。その髪を作り上げているのは美容師の品田…。一人の推し活の物語が歪んだ執着と人間関係を描き出す。身近な人間の行動に震えあがり、一気に展開するラストに息を詰めた。ミステリが好きで執着する私も同じだろうか。読後何とも言えないざらついたものが残る。
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aquamarine
読み始めて一行目から、ああ、筒井作品だ、という安心感のようなものを感じた。筒井さんの短編集と言えば「笑うな」が真っ先に思い浮かぶ。それと比べれば年を重ねて当時より少しマイルドになった気がするが、それでもブラックだったりシュールだったりナニコレだったりのテイストがそのままで嬉しくなる。今回は染み入る作品も多く、ゆっくり味わって読み進めたが、ラスト近くの、病床を過去の作品の登場人物や先輩作家が訪れる「プレイバック」で突然心臓を掴まれたように切なくなった。まだ最後と決めないで。ファンはいつでもお待ちしています。
hanchyan@飄々 
2024/03/31 19:42

あー、なんとなくR指定とかPGなんとかって漠然と(笑) そうすよね、何でも読むもんなあまりりんさん。自分が言うのもアレですが(笑)

aquamarine
2024/04/01 08:22

うんうん、エログロも平気だしホラーもハードボイルドも好むしね。確かにはんちゃんもこれは読まないってジャンルは思い当たらないわ(*´艸`*)

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aquamarine
シリーズ4作目(読む直前に3作目を読んでないことを思い出したが強行突破)。漱石と月では、話にも出てくる刑事ドラマを見ていて逆に根拠がないことを知っていたがこんな風に理路整然と謎に道筋がつけられると感動してしまう。同様に「点と線」は再読したくなったし、和田誠さんの「物語の旅」、途中まで既読の「鬼平犯科帳」も読みたくなった。お父さんのところにたどり着くまでいろんな専門家と話すので初期のお父さんが謎を解く、というイメージは薄くなっている気がする。北村さんのエッセイを読んでいるという感じの方が近いかもしれない。
buchipanda3
2024/03/26 22:27

北村さんの本の話を読むと、読みたい本が増えますよね。「点と線」についての松本清張自身のコメントは知らなかったのでちょっとびっくり。逆に知らなかったので、読んだ当時、素直に楽しめたのかなとも思いました。ちなみにこのシリーズの第二弾を読んでいなかったことに気づきました(^^;)。未読がまだ残っていたことが嬉しい(^^)v。あと今回、電子版が出たことも少し驚きました。

aquamarine
2024/03/27 08:47

ぶちぱんださん♪本当にどれも読みたくなります。絶版本とかがあるのが悔しいですが(;_; 「点と線」は私もびっくりしました。「ミステリの専門家が書いたんじゃない」って言葉も。ぶちぱんださんも読んでないのがあったのですね。私も三冊目を読むのが楽しみです^^電子版は気づかなかったです!時代ですかね…これまでの信念がわかるので許可した事情を想像すると何とも言えない気持ちになりますが、読み手としては選択肢が増えるのは素直に嬉しいです。

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aquamarine
ブラックなバイトの正体は、リアル・ゲームのモブ役。…だが、ゲームは実際に殺人が行われる推理ゲーム「リアル・マーダー・ミステリー」だった。佐藤役を割り振られた彼は、モブ役に徹しているように見せながら推理をし、「探偵」を探し出そうとする。佐藤視点とゲームの進行役の一人である小園間の視点が交互に展開するため表も裏も見えて読みやすい。ミステリファンとして見立てはわかりやすいし、アクシデントが起きて運営側がドタバタするのも面白かったが、題名から想像するような本格ではない。私は楽しんだからいいけど、題名はずるいよね。
aquamarine
2024/03/23 23:51

さっちゃん♪ほんと、ミステリ好きは絶対釣られます(*´艸`*) 私も舞台裏楽しかった!そして同じく板挟みで気の毒だった彼が心配。元気に復帰できますように(*>人<)

aquamarine
2024/03/23 23:51

雪紫さん♪「奇岩」に「館」「殺人」、ねー、本当にミステリ好きホイホイが並んでます^^ 楽しかったですね。特に舞台裏の右往左往が印象的でした(*^^*)

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aquamarine
ホラーをジャンル別に分け、それぞれの書き下ろしと解説で構成された一冊。何気なく使っていた心霊、サスペンス、オカルトといった言葉がジャンルとして丁寧に解説されるのでとても分かりやすかった。これからホラーを読んでみようという人たち(子供に限らず)に参考になると思う。自分自身は実話系以外はどのジャンルもよく読んでいることに気づかされた。作品としては心霊ホラーの澤村さん、オカルトホラーの芦花さん、モンスターホラーの平山さんが 作家さんらしい色が特に出ていて好き。巻末のブックガイドに載った未読本もぜひ読んでみたい。
aquamarine
2024/03/20 22:00

がらくたどんさん♪14歳の世渡り術なので、もう少し柔らかいものを想像したんですが、しっかり怖かったです。本当にコンセプトが楽しいですね。私も「株式会社闇」さんのページに行ってしまいました!ホラーは結構好きなのですが、本当に怖かったですね^^;

aquamarine
2024/03/20 22:00

ゆかちゃん♪澤村さん芦花さん平山さんともに、らしい一編で読み応えあったわ。モンスターホラーは平山さんよ。一応児童書なんだろうけど大人でも十分楽しめるから出会ったら手に取ってみてね^^

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aquamarine
校庭の隅にあるカメの銅像が少しずつ動く。今回ミステリトリオが挑むのはそんなカメの謎。シリーズ3作目にして、一番小学生が出会いそうで解きやすそうな謎だと思う。読み手が擦れた大人で、大人のミステリ小説と同じ手法のため、細かい会話や出来事が全て綺麗に結びついてしまって、すぐ真相に気づいてしまったが、逆にだからこそ「人生初の伏線回収」をたくさんの子供たちが経験できそうだ。ミステリトリオの部室とか美鈴の運動神経とかファンタジックな部分はあるけれど、このシリーズが子供たちに支持され、続編を待たれることは素直に嬉しい。
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aquamarine
通り魔に妻を殺された真壁は、妻の命日である二週間後に刑事を辞めると決めていた。そこへ起こる猟奇殺人事件。亡き妻に繋がるいくつかの状況や遺留品が、無気力だった彼に動揺を与え…。序盤、自分にだけわかる妻との関連を頑なに隠している真壁に焦れたが、細やかに描かれる人間関係や警察の様子に惹きこまれ、久しぶりに刑事ものにどっぷり浸かった。犯人が身近にいるのはわかるので、それが誰なのか真壁以上に考えた気がする。頼りなさそうに見えた宮下刑事が後半に行くにつれ魅力を増していくところがとても好み。二人をぜひ追いたい。
★Masako★
2024/03/19 23:05

えへへ、私も「悪寒」と「本性」も積んでるのよ(笑) そうか、悩むね~♪ まりりんの決断を楽しみにしてる( *´艸`)!

aquamarine
2024/03/19 23:09

おお!さすが(*^^*) 時系列が間になる「悪寒」は先に読んだ方がいいかなあ。私もまさこちゃんのレビュー楽しみに待ってるね^^

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aquamarine
様々な事情で賃借人が亡くなったり失踪すると、その物件は訳あり物件と呼ばれる。物語はそんな物件の瑕疵を洗い流すために頼まれて住み込む藤崎による連作。どの物語も賃借人の関係者視点で進むので、残されたものの気持ちを思うと本当に痛々しい。最初が原発関連死だったこともあり(読み始めがちょうどその時期と重なった)辛かったが読むべき本だったと思う。瑕疵物件から想像される怨念や無念が渦巻くのではなく、実際は何があったのかを紐解く社会派ミステリだと感じた。見えなかったものが見えた時、賃借人たちの鎮魂を願わずにはいられない。
aquamarine
2024/03/16 10:23

のぶのぶさん♪ありがとうございます。空き家の問題は年々大きくなっていますね。この本は少し重い部分がありますが優しいお話です。ぜひ出会ったら手に取ってみてください^^

aquamarine
2024/03/16 10:25

ゆかちゃん♪一編目が原発関連だったから余計に社会派だと感じたのかもしれないけど、シリアスというか深いお話でどれも良かったよ。逆に2作目がエンタメよりだと聞いて私もちょっとびっくりしちゃった。藤崎さんはこちらでも謎の人物よ(*´艸`*)2冊とも読めば何かがわかるのかな?偶然の同時読み嬉しかった♡

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aquamarine
尾崎紅葉に師事すれど執筆は小説どころか三文記事ばかり。そんな那珂川二坊はネタを探して、あるいは取材で様々なところに足を運ぶ。京都と奈良をつなぐ峠、ポツダム、上海…戦前~終戦直後という時代の中で那珂川の赴く地には事件あり、それを紐解く妖人あり。綺麗に解かれる謎にははっとしたり驚かされたりし、章の終わりにその妖人が誰かも明かされるので、文を追いながら想像するのも、知ってあらためて思いを馳せるのも楽しい時間だった。著者らしい、期待を裏切らない一冊。時代ならではの「御国のために」の大義名分が痛々しく印象的だった。
ちょろこ
2024/04/05 18:51

まりりんさん♪ご紹介ありがとう♡最後にサラッと明かされる描き方もうまかったね✨唯一未読の「刀と傘」も読んでみたくなったよ(^^♪︎

aquamarine
2024/04/06 00:06

ちょろこちゃん♪こちらこそ、読んでくれてありがとう!ほんと、最後にさらっとが憎いよね(*´艸`*) 未読唯一なの?私はまだ読めてないの2冊あるの。「刀と傘」で伊吹さんファンになったけど、とっても良かったから機会があったらぜひ読んでみてほしいです。私も未読本大事にしてないで読まなくちゃ(*´艸`*)

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aquamarine
続編である今作では成瀬は大学受験を経て大学生に。ゼゼカラに憧れる中学生や、成瀬の父親、観光大使になるべく育てられた女子大学生、とそれぞれの視点から成瀬が描かれる。二作目でも成瀬は成瀬のままなのがとても嬉しい。本来ならこういうタイプだと生きづらい気がするが、近くにいれば必ず彼女の良さはわかるし、クレーマーとの会話や観光大使として活躍するときの信念などを見ていると、本人も言うようにこんなに適役はいないだろうとさえ思ってしまう。着地が思いがけなかった最終話が一番好き。スマホを置いていった理由が本当に成瀬らしい。
yukaring
2024/03/10 20:31

最終話は何が起きたのか登場人物像たちと一緒にわさわさしちゃった😆いつしか皆良い仲間になって繋がってるのは成瀬による化学反応だよね😁今回も成瀬は成瀬で楽しかった🎶

aquamarine
2024/03/11 08:47

ゆかちゃん♪うんうん、私も成瀬のことだからきちんと事情があってそうなっていると思ってたけどそれでもわさわさしたわ(*´艸`*) 化学反応って素敵な表現!みんなが成瀬に惹かれ、関わることで変わっていったり仲間になったり…ラインのグループがとっても良かった^^ 変わらない成瀬をこれからもぜひ読ませてほしいね。

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aquamarine
フィギュアスケーターとして活躍後、引退してデザインをする塩澤と、彼と好敵手として競り合い今もトップスケーターである志藤の物語。視点の変化もあり、それぞれの考え方がわかるので感情を入れやすい。途中に入る視点のわからないoffstageが、犯罪の匂いと不穏さを引き立てるが、カテゴリとしてはミステリよりも、ミステリ風味のBLだと思う。がっつりミステリを求めたら違うが、それぞれの心の描写が細やかでぐいぐい読ませる力もあってとてもよかった。これが普通に一般書であることに、多様性の尊重される時代だなと思ったりする。
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aquamarine
古代エジプトで死んでミイラにされた神官のセティは、心臓が欠けていたため冥界の審判を受けられずに、欠けた部分を取り戻すために地上に蘇る。たった3日の期限の中、彼は密室の謎にも直面し…。復活したセティを意外と簡単にみんなが受け入れてしまうのに驚いたが、こういうものだという設定を受け入れると、密室の謎や心臓の欠けた理由など引きこまれてぐいぐい読み進んだ。親子、友情、主従、奴隷と人間ドラマもとても読みごたえがある。突っ込みどころはあるが、いろいろな謎をセティと共に考え、最後まで心揺さぶられる物語。私はとても好き。
aquamarine
2024/03/07 11:13

paoさん♪あ、わかる!このミス系ってちょっと違うよね(*´艸`*)これは、この世界じゃなきゃ成り立たないミステリで本当に読み応えありました。面白かったね(*^^*)

aquamarine
2024/03/07 11:13

さっちゃん♪ほんと、セティが訪ねて行ってもみんな普通に受け入れるから、最初はなんで驚かないの!とか思った。タイムリミットもそうだよね。ミイラなのに夜寝るの?とか(*´艸`*)読みやすかったし、面白かったね^^

が「ナイス!」と言っています。
aquamarine
縁切寺として名高い寺の娘である、離婚専門女性弁護士・松岡紬の活躍する連作短編。今回も全てのキャラが綺麗に立っていてとても読みやすい。自分自身が女性ということもあって、妻より稼いでいれば家や子どものことは妻にやらせておけばいいと思う男性にものすごく腹が立つ。同性カップルの離婚や熟年離婚など、外からでは絶対に見えず二人の愛憎だけでは推し量れない理由にも、想像できずに驚いたことが多かった。今回は紬が強すぎないところも好み。紬と幼馴染だった出雲との物語も気になるので続編をぜひ。
さっちゃん
2024/03/02 10:35

弁護士さんだからこその視点から書かれたエピソードで面白かったね。熟年離婚に共感したりモラハラ夫に腹を立てたり忙しかったわ(笑) 確かに新川作品にしては主役の女性が強すぎなかったね。これは私も続編読みたいわ😊

aquamarine
2024/03/03 11:39

さっちゃん♪うんうん、帆立さんの作品の視点は弁護士さんだからこそのもので勉強にもなるし、面白いよね。共感したり腹をたてたりで忙しいのわかる( ´艸`) 女性が強すぎないところ、わかってもらえて嬉しいわ。デビュー作とかびっくりだったから(彼女もその後まるくなったけど)。また彼女たちに会えるといいね^^

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/12/13(4520日経過)
記録初日
2011/10/02(4592日経過)
読んだ本
2763冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
864310ページ(1日平均188ページ)
感想・レビュー
2763件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
自己紹介

基本ミステリー読みです。ホラーも時代小説も好きです。最近はこれまであまり読んでこなかった翻訳物や文豪作品も楽しんでいます。恋愛もの歴史ものはちょっと苦手で少なめです。

ナイス、コメントをくださるみなさま。いつもありがとうございます⸝⸝⸝˘◡˘♡ HNを打つのが面倒でごめんなさい。読友さんが「まりりん」という素敵なニックネームを付けてくださったのでよろしければそうお呼びください。

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