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2024年3月の読書メーターまとめ

sin
読んだ本
8
読んだページ
3171ページ
感想・レビュー
8
ナイス
560ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sin
おちかの出産に力強い味方と思いきや、富次郎に振られた重要な役割‐青瓜不動。江戸のお武家…否、商人の隆盛を知る者には想像もつかない身分制度に於ける武士の横暴、武家社会の理不尽‐だんだん人形。己のやりたい事以外は目に入らなくなってしまう我欲、才能はある種の麻薬か?人の弱さよ‐自在の筆。人の想いの吹き溜まり…里を支える柱は人の願いか、憧れか、なし崩しに災害は全てを呑み込む‐針雨の里。富次郎が絵に惹かれるのは執着だろうが、それを諦めようとするのも執着だろうし、どうする富次郎…。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

sin

本日はニャンニャンニャンデー!ウェブイベント【にゃんこまつり2024】T.S.エリオット『オールド・ポッサムの抜け目なき猫たちの詩集』で参加中〜

本日はニャンニャンニャンデー!ウェブイベント【にゃんこまつり2024】T.S.エリオット『オールド・ポッサムの抜け目なき猫たちの詩集』で参加中〜
sin
2024/02/24 06:45

そう!宇野さんの絵が素敵です。昨年、読み友さんのつぶやきで知りゲットしました。

sin
2024/02/24 06:49

え?mochaさん…ということは…河出書房新社から出ている『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』も…「あ!一緒だ」原題のpracticalをどうとらえるか?なんですね

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

sin
富国強兵政策の富国に流された国民は強兵の真の怖さに思い至らずに自国の侵略戦争から目を背けたのだろう。勝てば官軍負ければ賊軍なぞと恐ろしい考え方が安易に流布するこの国の民衆に本当に侵略戦争の罪を理解することが出来るのだろうか?それを導いた為政者たちに至っては正当化と云う鉾を振り翳して威嚇するか或いは正当化と云う盾に身を潜める有り様で昔も今も変わらないように思える。この小説は書物の創作者と日本の歴史と云う下敷きの上に構築された思弁小説だと感じた。「戦争だけは美化してはいけない」夢二に云わせた言葉が胸に響いた。
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sin
(仮)スマホを操作しながら歩いていたらいきなり足をかけられて転ばされてしまったみたいな?…怪奇が絡むか絡まないのか微妙な匙加減でみせるコージーミステリーだと作者に乗せられてこっち側で楽しんでいたらあっち側に放り出されてしまったような…これは確かにミステリーだ、それも厭ミス?物語に共通する問いかけはマス・メディアの是非だったのだろうか?煽るマスコミ、乗る民衆、どちらにも共通するのは無責任の一言で、自己満足の憶測や欲求不満の解消の為の野次馬達が群がって気まぐれに他人を口撃する。人間の弱さの物語だろうか?
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sin
ダンにウルトラのパワーを奪われたハヤタ…以前発売が中止になってしまい予約キャンセルを余儀なくされた続編をやっと手にすることが叶いました。変身能力を奪い取られたハヤタの脳裏にウルトラ“代理人7号”の記憶が流れ込む、一方出現した怪獣と闘いを繰り広げる“代理人7号”→ウルトラセブン、ハヤタはモーハイム事務局次長の監禁から逃れセブンからウルトラの力を取り戻し共闘を図るが怪獣墓場の呪縛に捕らわれたセブンとの闘いを余儀なくされてしまう。そこに合体ロボ?マット・メカ“ジャック”が現れてウルトラの戦士に攻撃を加える。
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sin
おちかを引き継いだ富次郎を舐めているものか、蝦蟇仙人の商売っ気のせいか、そもそもこの世でそうは簡単に奇々怪々な体験に出会うことはまれであることが普通なのだろうが、よろしくないハナシも舞い込むようだ。それでも変わり百物語の評判のゆえか、縁か、不可思議な体験談は持ち込まれる。神々の里で姉にかけられた呪いを肩代わりして働く少年のファンタシー世界は武士の横暴で崩れさる‐賽子と虻。神に魅入られた渡し守の民話の世界は女の見栄で終わりを迎える‐土鍋女房。和風モダンホラーか、いっそ異世界モノか‐よって件のごとし。
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sin
おちかの出産に力強い味方と思いきや、富次郎に振られた重要な役割‐青瓜不動。江戸のお武家…否、商人の隆盛を知る者には想像もつかない身分制度に於ける武士の横暴、武家社会の理不尽‐だんだん人形。己のやりたい事以外は目に入らなくなってしまう我欲、才能はある種の麻薬か?人の弱さよ‐自在の筆。人の想いの吹き溜まり…里を支える柱は人の願いか、憧れか、なし崩しに災害は全てを呑み込む‐針雨の里。富次郎が絵に惹かれるのは執着だろうが、それを諦めようとするのも執着だろうし、どうする富次郎…。
が「ナイス!」と言っています。
sin
ホラーなのだろうか?『ダンウィッチの怪』のオマージュ作品である菊地秀行『妖戦地帯』に登場する邪神のような旧き神の顕現からはクトゥルフ神話を連想させるが、これは本邦のダークファンタシーだと思うのだがどうだろう?人生に見放されて怪異に翻弄される頼りない主人公…その作風は夢と生真面目から離れられない崖っぷちの作家…彼の行き当たりばったりの行動が怪異を招き、その怪異が怪異に繋がっていく…何事にも受け身で後向きな彼は果たして旧き神の復活を防ぐことが出来るのだろうか!?
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sin
物語で馴染みのある陰陽師が活躍した時代から離れて戦国と呼ばれた時代との狭間に地方で求められた「法師陰陽師」と呼ばれた者のハナシ…物の怪が見える僧と薬師の才を持つ兄の二人の蘆屋道満末裔の陰陽師が怪異と対峙する…といっても自然と共存するかのように生きる二人にはなかなか典雅な印象が強くおどろおどろしさはない。陰陽師と云えばあの安倍晴明が思い浮かぶがその敵役のような形で描かれる蘆屋道満も有名な存在だ。その子孫たちと云うのならばこの先道満が封じた式神を通じてその当時の真実の物語に至るのかもしれず興味は尽きない。
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sin
ネタバレ今回、霊験お初が挑む事件は神隠しである。世俗的な謎の探索と、目に見える形で描かれる天狗風の怪異が物語を進めていくのだが、それに対抗して猫が不可思議な能力で助太刀するのは良いが、化けた将棋の駒が塀を壊してしまうのはいただけない。そこまでやってしまうと捕物控の部分のリアリティーが損なわれてしまう気がしてならない。また罪に加担した職人のその後も、知らずに利用されていたとはいえ同心に対しても沙汰なしとは時代的にも有り得ない。今回は物語としてのテンポとご都合に流されてしまったように思えた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/18(4481日経過)
記録初日
2012/01/04(4495日経過)
読んだ本
2507冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
706086ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
2507件(投稿率100.0%)
本棚
22棚
性別
年齢
66歳
血液型
A型
現住所
三重県
自己紹介

つんつんつむつむ ほ~んがふえる
つんつんつむつむ ゆかしずむ♪
まっかっかっか かけいぼが~
にょうぼのおかおも まっかっか~
つんつんつむつむ ゆかしずむ♪
童謡:)“夕日”のメロディーで

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