名古屋ケムンパス

名古屋ケムンパスさんの2月の読書メーター
記録初日
2012年01月25日
経過日数
1887日
読んだ本
487冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
149004ページ(1日平均77ページ)
感想/レビュー
437件(投稿率89.7%)
本棚
33棚

読書グラフ

最近の感想・レビュー(437件)

生きとし生けるものが逃れることのできない、絶対的な運命としての「老い」と「死」、そして「孤独」を特別養護老人ホームで働く介護福祉士の『徹』の目を通して語ります。徹は戦前の東京にタイムスリップし、ひょんなことから銀座にあった置屋『桜屋』に身を置くことになりました。『桜屋』の芸妓『千菊』、『お藤』姐さんとその亭主「武雄」との出会いは徹に介護の仕事のやりがいを掴むきっかけを与えてくれます。現実の厳しさの中にも和みを感じ取ることができました。
★37 - コメント(0) - 3月21日

幼い恋心を抱き続けた舞原七虹の愛しい愛しい恋物語です。最終盤、「綺麗な方の妹」が、兄?の愛を手にするまでの歳月はこの上もなく切なくなって仕舞うのです。
★40 - コメント(0) - 3月19日

圧倒されるオーディションの場面に引きこまれてしまいます。捲るページのなかにはスポットライトによって浮き上がる無限の暗闇を湛えた舞台が見えるかの如くリアルです。主役の座を競う真剣勝負は、プロデュサーの芹澤の仕掛けによってミステリアスで、響子と飛鳥の才能のぶつかり合いが引き起こすに奇跡の予感が緊張感を一層高め、興奮に打ち震えることになります。読者は観客、役者、演出家、脚本家それぞれの目線で舞台を見ることができる演劇ロマンの傑作です。
★69 - コメント(0) - 3月17日

格調高い文体なのに、堅苦しくありません。作品を手にした読者を決して放さない魅力を湛えています。月ヶ瀬藩という小藩で起きた政争を題材にして、若き日に出会いそして深い友情を交わした、小弥太、源五、十蔵の生き様を描きます。政争を生き抜いた家老の松浦将監(小弥太)が、残り少ない命を藩の安寧に捧げようとする晩年に、再び確かな友情を確信し、支える源五との交流は眩しくて、この上なく清々しいのです。
★50 - コメント(1) - 3月10日

柴田先生(たぶん「風に立つライオン」のモデルのお医者さん)が泣き虫で困ります。さださんはもらい泣きはしなかったそうですが、赤の他人の読者の私が病床のさださんの親父さんの姿に眦が勝手に濡れてしまいました。さださんの語るカステラ好きの剛毅な親父さんの逸話はいずれもユーモアに溢れ、親父さんが本当にヤクザだった時期があると、弟の繁理さんがずっと思っていたと云う件では、私も吹き出してしまいました。麗しい家族愛に包まれた幸せを分けてもらって、とても得した気分です。
★50 - コメント(0) - 3月7日

本好きの著者の気持ちの表われがそのまま作品となったものかもしれませんね。流れる文章の滑らかさは些かも変わりがありません。ひとりぼっちになった高校生の主人公が本の迷宮に迷い込むファンタジーですが、迷宮では死別した祖父か両親の誰かが現れくれるのではないかと、勝手に期待していました。次回があるのなら、是非お願いします。
★99 - コメント(0) - 3月4日

樹齢千年の巨樹「クスノキ」が見つめた人間模様を描いた不可思議な魅力を湛えた連作短編集です。別離や貧困や死といった人間の暗部を描いているのに何故だか作品を手放すことなく読了してしまいました。「クスノキ」に刻み込まれた記憶は決して美しいものばかりでなく、誰もが心の中の隠し持つ畏怖の念を呼び覚ますのですが、偽ることのできない人間の本質が有りのままに表現されているようで、「クスノキ」の杜に吞み込まれてしまいました。
★52 - コメント(0) - 3月1日

極めて完成度の高い作品です。そのまま妖艶な劇中劇を描く映画作品となりそうな程です。題材であるオスカー・ワイルドの戯曲サロメはその背徳性から上演が許されない禁断の作品でした。その挑発的で、魅惑的で、悪魔的な内容をより扇情的な挿絵で飾り、世間を驚かせたのは夭折の画家オーブリー・ビアズリーで、ビアズリーの才能を早くから見出し、病弱な彼を支えたのは弟想いの姉で女優のメイベルでした。ワイルドに纏わる愛憎関係を巧みに操つり、極限まで弟の才能を絞り出し、主演の座を射止める彼女が実はサロメそのものであったことに戦慄です。
★124 - コメント(0) - 2月27日

名古屋ケムンパスさんの感想・レビュー

最近のつぶやき

【献本プレゼント】読書メーターで、事件×お仕事小説「憧れの作家は人間じゃありませんでした」の献本に応募しました!締切は3月23日!応募はこちら→ リンク
★14 - コメント(0) - 3月18日 22時09分

【献本プレゼント】読書メーターで、窪美澄さんの最新作「やめるときも、すこやかなるときも」の献本に応募しました!締切は3月20日!応募はこちら→ リンク
★21 - コメント(0) - 3月13日 21時43分

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最近読んだ著者:桐衣朝子 綾崎隼 恩田陸 葉室麟 さだまさし 夏川草介 荻原浩 原田マハ 朝井まかて 絲山秋子
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