読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

水無月・R
読んだ本
9
読んだページ
2516ページ
感想・レビュー
8
ナイス
162ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

水無月・R
ネタバレ我が道を突き進む、一風変わった女子・成瀬。礼儀正しく、真面目で、芯が通った彼女の日々が、周囲の人達の目線で語られる。幼馴染の島崎との関係性が、良い。二人で組んだ漫才コンビ「ゼゼカラ」が地域イベントの司会を務められる実力があるってのも、すごい。島崎が東京に行くと知って動揺する成瀬が可愛い。同世代だけじゃなく、上の年代か見た成瀬が描かれるのも、面白かった。こんな子と友達になりたい(私50代だけど、今の年齢のままで)。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

水無月・R
ネタバレ久しぶりに、有川さんの「甘酢っぺぇ~!!」とのたうちまわれるような物語の数々を、読みました。「ゆず、香る」の二人が再登場したことに、大歓喜。軽い語り口で、鋭く突いてくるやり取り、萌えや好きを全開にして表現する愛の深さ、いやもうたまりませんな!!この10粒の「物語の種」から花開いた物語たち、どれも本当に素敵でした。この作品が書かれるきっかけになった「コロナ禍」には、自他ともに辛い思いもたくさんがありますが、それでも芽吹いた物語を楽しめる事ができたのは、本当にありがたいと思っています。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ夢と現の境は滲み、登場する者たちの彼岸と此岸は曖昧になり、冷たく湿度の高い世界をぼんやりと眺める幽鬼がいるような気がしました。いくつかの物語の舞台となっている「中洲」は、現実と切り離され今も存在するのではないか・・・。そして、無邪気で非情な美しい幼女とその被支配者の本能的な関係に、ゾクゾクしました。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ「怪談小説(怪談を小説化)」「小説怪談(怖い話を語ること、記録すること自体が怪談である)」というふうに勝手に解釈して、読みました。この7つのバリエーションは、すべて〈小説怪談〉だと思います。どれもわりと〈投げっぱなしホラー〉で、だからこそ理不尽で怖い。 特に「こうとげい」は、理不尽が過ぎる。澤村さんらしいです。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ我が道を突き進む、一風変わった女子・成瀬。礼儀正しく、真面目で、芯が通った彼女の日々が、周囲の人達の目線で語られる。幼馴染の島崎との関係性が、良い。二人で組んだ漫才コンビ「ゼゼカラ」が地域イベントの司会を務められる実力があるってのも、すごい。島崎が東京に行くと知って動揺する成瀬が可愛い。同世代だけじゃなく、上の年代か見た成瀬が描かれるのも、面白かった。こんな子と友達になりたい(私50代だけど、今の年齢のままで)。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ画家の想像力表現力を駆使して描かれた、様々な楼閣。無駄にデカくて労力もかかりすぎてて、神様もそりゃ怒るわ・・っていうバベルの塔から、ボスの描くポップでゆるふわで意味がわからない(笑)建築物、ヤバいアレが隠れてそうな無人楼閣まで、バリエーション豊か。「廃墟」系の絵画における〈滅びの美学〉は、私のアレな部分(笑)をくすぐりますなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ強大な帝国・燦の後継選定のため、藩王の子を孕むようにと4つの国を巡らされた皇后星・環璃。彼女が出会ったのは、確神を宿し触れた男を塵にすることのできる戦士・チユギ。燦の帝の元まで連れてこられた環璃が見た、星見の塔に保管されている記録、環璃を処刑から救った際にチユギから引き継いだ記憶。壮大なファンタジーであった。運命に従うかのように見えて、少しずつ抵抗し内に力を溜め、最期には確神の力も手に入れた環璃だったが・・・。数百年の時を経ても、ひとは変わらず争うものであった。しかし、忘れられず、生き残る物語はあるのだ。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ耽美で残酷な短編集。物語の登場人物たちが陰惨な状況下に置かれてなお、美しいと感じるのはなぜだろう・・・。どの物語も切なく痛々しいのだが、「痛妃婚姻譚」が最も華麗で痛切、読んでいて辛いのだが印象的だった。最初と最後の人間が本となって物語をその身に宿す物語は、設定が変わっていて興味深かったが、その世界で生きていたくはないなと思った。本はたくさん読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
水無月・R
ネタバレ幕末から明治維新を経て、西洋料理店を経営発展させながら、当時の政治・経済の偉人たちとも語り合えるような料理人・草野丈吉の妻であるゆきの視線で語る、〈自由亭〉の日々。物語終盤で、どんどん男性陣が早死していくのが切ない。その分、ラストの松竹梅とゆきの邂逅の逞しさには、なんだかホッとした。西洋料理の話、大阪に出てきてから有力町人になっていく過程、妾3人問題、子供達のそれぞれの行く末と波乱万丈でディティールが多くて、少し印象が散漫だったのが、ちょっと残念。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/31(4469日経過)
記録初日
2006/10/03(6415日経過)
読んだ本
1063冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
293944ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
587件(投稿率55.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
AB型
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう