諸君、私は読書が好きだ
諸君、私は読書が好きだ
諸君、私は読書が大好きだ
推理小説が好きだ
純文学が好きだ
SFが好きだ
児童文学が好きだ
幻想文学が好きだ
本屋で
図書館で
カフェで
電車の中で
布団に入って
この地上に存在するありとあらゆる読書が大好きだ
図書館をうろうろしてビビっとくる本を探すのが好きだ
Amazonからダンボールが届いた時など心がおどる
買ったばかりできれいにブックカバーがかけられている新刊が好きだ
○年ぶりの新刊!のお知らせメールを受け取った時など胸がすくような気持ちだった
予想外の犯人が探偵によって告げられた時が好きだ
第1章のあれが伏線だったのか!と気付いた時など感動すらおぼえる
子どもの頃に読んで感動した本と再会した時などもうたまらない
ネットで買った古本が、ほとんど新品のように綺麗なのは最高だ
アニメ化、映画化からついたファンが原作をdisったりキャラに萌えているのを
(あのキャラ、次の巻で大変なことになるけどね…)と心の中で呟く時など絶頂すら覚える
新刊が平積みにされている様子が好きだ
好きな作家の訃報に触れるのはとてもとても悲しいものだ
大好評によりシリーズ化決定!が好きだ
絶版で本屋にも図書館にもないのは屈辱の極みだ
諸君 私は読書を 血沸き肉踊る様な読書を望んでいる
諸君 私に付き従う読書好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なる読書を望むか
糞の様な読書を望むか?
別世界への旅行のような読書を望むか?
読書!! 読書!! 読書!!
よろしい ならば読書だ
だが、深夜までの読書で避けられない視力の低下に耐え続けて来た我々には
ただの読書ではもはや足りない!!
大読書を!! 一心不乱の大読書を!!
我々はわずかに小数
電車の中でスマホを見ている人に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の活字中毒者だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の読めるものなら何でも読むぜ集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、したり顔で「若者の読書離れが…」などと言っている奴らを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう
連中にかぷかぷわらうクラムボンを思い出させてやる
連中にごんぎつねのかなしさを思い出させてやる
読書には奴らの哲学では思いもよらない大団円、もしくはバッドエンドがある事を思い出させてやる
1000人の活字中毒者の集団で 世界を圧倒的な数の書物で埋め尽くしてやる
目標 Amazonを制覇せよ
本はいいね。本は心を潤してくれる作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
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