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2024年4月の読書メーターまとめ

Miyoshi  Hirotaka
読んだ本
6
読んだページ
1832ページ
感想・レビュー
6
ナイス
210ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Miyoshi  Hirotaka
自然の神秘に触れ、不思議な力に驚嘆する力は生涯持続する。知識は感性の半分も重要ではない。人は自然の不思議さに触れ、世界に許された存在だと理解し、その体験は幸せに影響する。自然のリフレイン、例えば、夜の次に朝が来て、冬が去れば春が来る確かさには癒しがある。最期に臨んだ時に支えとなるものはこの先に何があるのかという好奇心。著作から二世代が経過し、子供はキャラクター化された生き物とゲーム中で冒険するだけ。環境保護が実態から乖離する見えないリスクが増大している。『沈黙の春』の著者で環境活動の始祖カールソンの遺作。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

Miyoshi  Hirotaka

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1983ページ ナイス数:218ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/183087/summary/monthly/2024/3 今月のイチオシは『お家さん』若い頃、社史に関心がなかったし、電話口で交わされる「お世話になっています」という挨拶に違和感があった。実は、これは全くの心得違い。人が一人で生きられないように組織も単独では存在し得ない。どこかでつながり、歴史を紡いでいる。

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2024年4月の感想・レビュー一覧
6

Miyoshi  Hirotaka
自然の神秘に触れ、不思議な力に驚嘆する力は生涯持続する。知識は感性の半分も重要ではない。人は自然の不思議さに触れ、世界に許された存在だと理解し、その体験は幸せに影響する。自然のリフレイン、例えば、夜の次に朝が来て、冬が去れば春が来る確かさには癒しがある。最期に臨んだ時に支えとなるものはこの先に何があるのかという好奇心。著作から二世代が経過し、子供はキャラクター化された生き物とゲーム中で冒険するだけ。環境保護が実態から乖離する見えないリスクが増大している。『沈黙の春』の著者で環境活動の始祖カールソンの遺作。
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Miyoshi  Hirotaka
文化や文明は多層で構成されている。食生活も皮膚や髪の色の違いと同じように個人の差は僅かでも集団になると大きな違いを生んできた。ザビエルが後任の条件としたのは粗食に耐えること。幕末に来日したハリスが要求した牛の放牧と搾乳は当時の日本人には理解不能。開国以来洋風化したとはいえ、欧米とわが国では、何を食べるかで大差がある。これに起因する思想的伝統、階層意識、社会意識の違いは宗教より深い層で作用している。食文化に口を出されると嫌悪感をもったり、極端な菜食主義に違和感を覚えたりするのは、これらの仕組みに由来する。
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Miyoshi  Hirotaka
かつて女性が結婚相手を選択する基準は「三高」といわれ、見た目の要素は高身長のみ。学歴や収入・資産のように本人の努力と背景となった家柄が重視された。ところが、家柄主義は崩壊し、見た目主義社会が到来した。このため、デブであることは内実の強みを相殺する作用を受けるようになり、昇進や資格取得、趣味や教養など中身の充実よりもダイエットが採算性のよい自己投資になった。人間の体は恒常性の原則(ホメオタシス)に支配されている。デブであることは、実は、デブであり続ける努力をしている。カロリーという不良債権の実態把握が必要。
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Miyoshi  Hirotaka
コンピュータは三度結婚して世界を変えた。最初は事務機、二度目は工作機械、三度目はゲームだ。イノベーションの連鎖は70年代に始まり、今に続く。一方、外食産業が胃袋の奪い合いであるのに似て、ゲームは生活時間の奪い合い。やがて成長の限界が来る。また、イノベーションは忘れられるのが宿命。例えば、巻物が冊子になったり、機械式時計で経度が測定できるようになったりと我々自身や世界を一変させた発明を成し遂げた過去の偉人に思いを馳せないのと同じ。ゲームにもその時期がやがて来る。もう、イノベーションの先を見る段階に来ている。
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Miyoshi  Hirotaka
人種間の個体差は僅かでも、集団を形成すると異なる構造の社会や経済体制をもたらしてきた。生物は環境変化の圧力で自らを適応させてきたが、人間には狩猟から農耕への移行や言語や文字の発明等、自ら作り出したものも進化への圧力になった。それらは地域や民族間の通婚や征服により優勝劣敗の原則で淘汰されつつ現在に至っている。人類の進化は今も続いていて、個体や集団が制御できない遺伝子レベルで人類の運命が決められている。さらに、大航海時代以降の民族浄化や断種等の悪手の記憶が生々しく、冷静で客観的な議論が困難であることが厄介。
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Miyoshi  Hirotaka
産業革命により教育が変化した。共通の知識を持ち、組織の命令に従い、単調さに耐える働き手の大量供給が求められたからだ。教育は家庭から学校へと変わった。物語中の架空の工業都市コークタウンでは事実や数字を重視し、空想を否定する教育が行われた。それにより、自己の利益や利己心のみに価値観が置かれ、親子や労使の関係は蝕まれていった。事実や数字は信仰、希望、慈愛に役立ってこそ意味がある。実用に偏った今の教育に通じる問題が19世紀半ばに既に提起されていた。利他の心は無用の用に宿る。長期的には個人や社会にとってはより大事。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/07(4477日経過)
記録初日
2012/02/18(4466日経過)
読んだ本
1056冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
310960ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
1056件(投稿率100.0%)
本棚
7棚
性別
職業
役員・管理職
現住所
北海道
URL/ブログ
http://facebook.com/​mhirotaka
自己紹介

結末まで読んで再読に気が付いたショックをきっかけに「読んだら書く」を原則にして投稿率100%を維持。文字制限にピタリと収める快感に目覚めた。還暦までの1,000レビュー達成は、3年遅れた。この間、喜びも悲しみもあった。次の1,000レビューは途方もない目標に感じている。読んだ本が次に読むべき本を教えてくれるようになった。名作にも駄本にも独自の命がある。デジタル世界においては、紙の本の読書は内省という貴重な時間。例えると只管打坐。これからも良い読み手でありたい。

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