読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

CCC
読んだ本
54
読んだページ
15912ページ
感想・レビュー
33
ナイス
573ナイス

2024年3月に読んだ本
54

2024年3月のお気に入り登録
2

  • 入江
  • mae.dat

2024年3月のお気に入られ登録
5

  • 入江
  • TSUTIYA
  • mae.dat
  • とも
  • 轟直人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

CCC
主人公の葛藤とわかりやすく一癖あるキャラクター、そして父の残した遺作の謎を追っていたら、そこにスパンと一本。こういう方向性の仕掛けはあるけれど、このネタは見たことなかった。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

CCC

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】《文字を食らう本》とは?電撃小説大賞《金賞》受賞作『蒼剣の歪み絶ち』を10名様にプレゼント。応募受付は3月14日(木)正午まで。応募はこちら→ https://bookmeter.com/giftbooks/554?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
33

CCC
ネタバレこれは頭のせいだけど登場人物が多いとキャラを把握しきれなくなる。そういう感覚は確かにある。なら登場人物がそうなっても仕方ない……のか? 動機も毒電波でも受信したのかというような具合だが、こっちは後ろ向きのロマンみたいなものだと思う。わからなくはなかった。むしろ入瀬の言動(?)のほうが謎だった。わかるようでわからない。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
最初はホストが勢いで子育てしてる感じだったが、そこにクラウドファンディングを持ち出してからはどんどん社会派に。ただ大人・子供についての一般論と現代日本における子育ての議論が混在していて、結果両方に踏み込みが浅くなっている感じがした。でもこの作者がこういう石田衣良が書きそうな作風の話をやったのには少し驚きもあった。無茶なプロジェクトの話だがネタは現実寄り。荻上チキみたいなのが出てきた時は笑った。ちなみに主人公とはやや対立的だったが扱いは悪くない。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ2巻は新キャラの成長譚に一冊まるまる使った感じ。真の神やらヒロインの謎やらのちのちの布石の描写もあった。真の神とか言い出した時はVS一神教みたいになるのかなと思ったが、何を言ってるかわからない神、と聞くと違う展開になりそう。アオモリ弁か。はたまた別の方言か。暗躍者たちの神はどんな方言を話しているだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
主人公は突き抜けきった強さじゃないけどほぼ無双系。展開は既視感が強い。方言の要素はフックとして強いが、そうしたレペゼン要素以外へのこだわりがなさすぎではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
妻との微妙な距離感やホラー的様式美のあるラストは悪くなかった。ただ驚きを求めると拍子抜けするかも。それから要所での主人公の勘が悪すぎる。露骨な不穏要素を全スルーする勢い。さすがに度が過ぎている気が。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレキョウヤ妹の話は切なさがすごかった。アキラの話も穴埋めっぽくはあるがしっかりミステリやってて良かった。最後の「人類の敵」についての真実(?)は話の転機になりそう。裏返った前提がもう一度裏返るのは実にらしい展開。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレナナさん正気だった。からのキョウヤお前の方だったかー。でもちゃんと戻ってホッとした。あっさり日記でなんとかなったけれど一悶着あるかと思っていた。スピーディなところは本当にスピーディなシリーズ。この巻はディストピア要素がやや強めだった。新キャラもそうだけど、新要素新要素がまず最初はナナさんに圧を加えるのはもはやシリーズのお約束か。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ最後のページには笑うしかなかった。満面の笑みのインパクト。本筋の事件については意外な共犯者を用意しながらも、しっかり真っ当に解決していった。相馬は性根も品性も悪かったけれど、頭は悪くなかった。ジュール熱が~とか咄嗟に言い出すのには笑った。すぐキレるし考えも浅いけれど策士で状況判断能力もなかなか。噛ませ感はあったが案外強敵だったか。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ほぼナナオとモエの過去回。ストーリーの進展はゆるめ。背景整理をしている巻と見るべきだろう。ただ「今からすべてを打ち明けます」から話が後回しになり続けたのには苦笑い。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ衝撃の展開だけど二転三転する展開が売りのこのシリーズらしい展開。ナナが善人化してきた今、闇堕ちしたナナオくんが対照的な存在として暗躍するようになるか。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
それぞれ怪獣・タイムトラベラー・吸血鬼・ゾンビが題材の短編集。各短編抑圧の見える瞬間があったり、「夜の安らぎ」の同性愛要素や「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」の映画オタク語りなどに若干のアクはあったが、行き着くオチは順当感も強かった。後半は題材の様式に忠実で逆に驚いた。心情描写には力が入っている。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ創造主である人の教えに縛られていた人口知性「マ・フ」がヒトビトとの出会いを通じて人類を知ることで成長し、自らの生き方を選ぶ。「マ・フ」が人への崇拝から抜け出していく流れは順を踏んでおり、また心情描写も自然で共感しやすかった。と、なんだか機械の話っぽくない感想に。人間は愚かという話でもあった。オク=トウくんにはなんとも言えない気持ちになる。しかし最後は立場逆転。構図的に収まりが良く、なんだか清々しかった。ただ「マ・フ」はヒトのように愚かではなく、終わりには美しい景色が待っていた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
時事的な箇所は90年代後半の空気が濃厚。筆者の考えは書かれているが、基本的にマスメディアの流している情報、言説が前提に近い出発点になっている。後半の「石に泳ぐ魚」裁判についての部分は面白かった。傷つけるのは良くないVS表現の自由。どこまでの表現が許されるのか、という問題のはずだが、具体的な作品への指摘は説教どまりの話ばかりで、現実的に参考になる基準は見えにくい。また「石に泳ぐ魚」が非難された基準で考えるとエッセイ漫画なんかはアウトになる作品が無数にあるように思える。司法基準の恣意性を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレミッション完遂を目指してトライ・アンド・エラー。7割くらいはそれだけだけどページは進んだ。設定と科学要素の強さから難解だったイーガンの『クロックワーク・ロケット』のシリーズを連想して気後れしていたが、こちらは数式で殴ってきたりせず読みやすかった。物理学や進化論などの科学知識が目前の問題の理解、打開に繋がる気持ちよさ。異星人との安心感のある信頼関係。状況は暗いが世界観は楽観的で、無駄に足を引っ張るキャラが(出発前の主人公は怪しいが)おらず、問題はなんとかなる。ストレス要因がなく、読むのが楽しい作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ状況の認識、対応の話が続くと思いきやファーストコンタクトものに。出会った異星人は地球人とはまるで異質な存在。しかしそれでいて友好的で、互いに科学で繋がるところに特色を感じた。記憶を取り戻していく部分もそうだが、異星人とコミュニケーションを模索しながら理解を深めていくところは徐々に視界が開けていくような感覚があって心地よい。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
主人公の葛藤とわかりやすく一癖あるキャラクター、そして父の残した遺作の謎を追っていたら、そこにスパンと一本。こういう方向性の仕掛けはあるけれど、このネタは見たことなかった。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
宗教が人類の生存ゲームにおいてどのような役割を果たしたかという視点は面白かった。ただ推測的な仮説が多く、宗教や神といった言葉の使い方もふわっとしてる感じがした。神や宗教という言葉にこだわるなら儒教はどうしたという話になるし、その機能を重んじるなら共産主義は宗教と遜色ないように思える。そもそも話の根幹になっている宗教が結束に役立っているという主張も、腰を入れて無宗教的な社会と比較して考えないと妥当性がわからない。そのまま飲み込むのは難しいと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
マルクスと意見を異にしていた同時代の社会主義者を取り上げている。ヴァイトリングのことは知らなかったが、キリストは共産主義者説を唱えたり社会主義実現のために英雄独裁を求めるなど、マルクスから共産主義を見るとまず出ない主張が見れて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
慣れてるからマンガ的な読み方をしていったけれど、感触としては無声映画に近かった。ファンタジーだが歴史や人間ひとりひとりの生々しい重みを感じた。絵本でこの重厚さは知らない世界だった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
筋立ては知ってたけれど素晴らしかった。感情の置き場を誰に合わせればいいのかわからなくて頭がどうにかなりそうだった。どの立場から見ても別種のつらさがある。しかしつらさだけじゃなく、どんどん主人公が人から逸脱していくのには気持ちよさもあった。そしてそこには堕ちきらなければ得られない美しさも宿っていた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
挑戦的なタイトル、かもしれない。といっても内容的にはあまりおいしいと言っていなかったりする。ただイギリスの食もそう腐すべきところばかりではなく、食材は良いものも多いし、素朴さなど独自の美点もある。また食思想の違いなど、深く観察するといろいろ奥深い世界なんだ~といった感じの話を、自身の経験を織り交ぜながら展開している。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ下巻では巴や玄霧が中心の部分が特に面白く感じた。巴は悲しい結末は迎えたが、根源というある種の宿命とぶつかりながらも等身大の身でそれを破っている。ただその展開のために配置されたキャラでもあるから、穿った見方をするとこれも宿命かもしれない。いずれにせよ物語的にはおいしいポジション。玄霧は再認の異常を突き詰めたキャラが印象深い。人としての機能の仕方と欠落は実にこの作品らしい。それから橙子さん。肉体の扱いの割り切りが気持ち良かった。笠井の解説ももはや別の物語を語っている勢いだけど、本気感があって嫌いじゃないです。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ケレン味のある会話や緊張感が心地よい。衒いだらけの言葉選び、ダークな設定、正常・異常に対する強い意識などが目に付くが、中二心に届くにはこのくらいやらないと駄目だろうなと思った。読み返してみると思っていたより序盤から甘い空気もあって、そこはちょっとイメージが修正された。好きなパートは「痛覚残留」と「矛盾螺旋」。特性の違いに起因する特異な思考が多く見られる作品だが、この巻だと藤乃や巴のそれに特に惹かれる。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ話の組み立てが着実だったから真相は意外だったけれど、そこに気持ちよさは感じた。全ての不可能を除外して最後に残ったものが真実。それがどんなに奇妙なことでも……。合理的解釈は常識的解釈とは違うのだと思い至らされる結末だった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ストーリー性は薄く、思考のぐるぐる+回顧という感じ。作品を共感をもって受け止めることはできなかったが、方言を使った文章表現は詩を感じるところも多々あって新味を感じた。また、そこにある一人の老年女性の孤独はたしかな実感をもって胸にせまった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ一見ルート分岐に見える流れが面白かった。落花の死体発見でここから入れるハッピーエンドがあるんですか? みたいな状態に読者を置いてから一気に巻き返し。ついでに黄昏卿が急速に噛ませ犬化していって少し笑った。うまくいきすぎてる感じもしたけれど、ここまでスパンときれいに技が決まっていると気持ちが良い。1巻に合わせたラストも完成された構図が美しかった。最初から最後まで作者の思う楽しさに尽くしたシリーズだった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
前巻前前巻もゲーム的ではあったが、さらにわかりやすい形でゲーム勝負な巻だった。話は順当にキャラクターをうまい具合に見せる形で進めていった印象。ただラストは気になった。ちょっと意地悪な展開が見てみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ謎の女性・ルージュの正体を探っていくのだと思っていたら、たしかにそうではあったけれど、展開されたのは王道の推理ではなくディベートだった。ラノベ的なキャラの魅力で話を引っ張りながらもそのイメージをひっくり返してみたりと、楽しく読ませる趣向に凝っていて引き込まれた。真相ではなかったけれどルージュ=あおさん説好き。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
デザイナーへのインタビューが中心。マッチ箱やポスターなどのデザインの事情を、社会主義時代と自由化後を対比させながら語っている。門外漢の世界だったが図も多くてイメージがしやすかった。社会主義時代には不自由の間隙を縫って工夫を凝らしたデザインを作っていたが、資本主義体制になってからは商業主義一辺倒の画一的デザインに飲み込まれてしまった、といったある種のノスタルジーも感じる話や、社会主義体制は強力な抑圧体制で相互監視や国の妨害が身近にあった、といった過酷な体験の話などがあり、両義性が感じられた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレゴーレム的な兵馬俑の発想は面白かった。黥布の物語参戦もこの時代好きだから嬉しい。キャラも良くて印象に残った。続くならこの調子で史実キャラ出して欲しい。でもそんなことしてたらシリーズが散漫になりそうだから難しいか。まあそもそも完結が見えないのだけど。秦の崩壊までたどり着く日ははたして来るのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ登場人物は多めだがキャラクター性の確保には成功していた。歴史、ミステリ、バトル、恋愛(性愛?)と要素も取り揃えている。ただどこに着目しても少し食い足りなさが残る感じもあった。でもジョーカー的な蓮夫人の存在などはほら話として楽しかった。サービス精神に溢れた作品。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレうっかり2巻から読んでしまった。失敗失敗。ただ単体でも普通に楽しめた。システム化された法が支配している秦朝の雰囲気が感じられて良かった。徐福の出番は思ったより少なかったけれど、張良(無心)が活躍するのは少しテンション上がった。『女か虎か』ネタで終わる最後も茶目っ気があってクスリときた。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
ネタバレ新キャラ姉妹の姉が有能すぎる。作中では都合よく利用されていたけれど、他人の穴埋めに使うだけではもったいない力だった。話としてはギスるべきところでギスってくれたのが嬉しい。それからヒールキャラだけど怪星もめんの事情抱えてるけれど救済されない感じは好みだった。シリーズの進展も少し見えたので先も気になった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/10(4394日経過)
記録初日
2012/03/23(4412日経過)
読んだ本
11169冊(1日平均2.53冊)
読んだページ
3425107ページ(1日平均776ページ)
感想・レビュー
2889件(投稿率25.9%)
本棚
10棚
性別
年齢
35歳
血液型
A型
職業
無職
現住所
熊本県
自己紹介

いろいろよみます
感想は自分なりの考えが浮かんだときだけ書きます
日和ったり的外れでズレた話をすることも多いでしょうが、そのへんは大目にみてやってください

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう