読書メーター KADOKAWA Group

2023年の読書メーターまとめ

issy
読んだ本
41
読んだページ
10548ページ
感想・レビュー
35
ナイス
191ナイス
月間平均冊数
3.4
月間平均ページ数
879ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

issy
「自身の同性愛性向や死への憧れに悩む主人公の手記」の形式をとっており自伝的な側面もあるのだろう。「正常な」男として見られるための仮面の中に潜む「異常な」欲望、幼少期からの「美しい死」や「男性の肉体美」への憧れ、精神的に一人の女を愛しつつ肉体的には全く愛して(欲して)いない乖離への悩み、仮面を被り続けるための逃避的行動と仮面の内側を知られる恐怖、自身の存在・尊厳が確立できない不安。性的嗜好に限らず誰しも何かしらのこうした「仮面」を被って生きているのではないか、とも思った。
が「ナイス!」と言っています。
issy
定年までがむしゃらに働いて金を貯め、引退後に好きなことをして暮らそう、という生き方が本当に正しいのか?やりたいことをやるのは歳を取ってからでは遅いのではないか?死ぬ時に後悔せず良い思い出がたくさんある人生にするためには金と時間の使い方を見直すべきではないか?著者が勧めるのは、死ぬ時に資産がゼロになるように金を使う、後で思い出となるような貴重な経験にこそ金を使う、そして、その経験ができるのが自分や家族の年齢的にいつ頃なのかを見極めて機を逸しないようにすること。
が「ナイス!」と言っています。
issy
何でもかんでも脳(→情報あるいはデータ)で済ませようという傾向に拍車がかかっている感のある昨今(どころじゃないが)、それだけでは生きづらいのでは?もっと感覚を大事にした方が良いのでは?言語やルールを統一して「生物としての人間」を見えなくしていく社会の行き着く果ては?面倒くさいこと、嫌いなこと、苦手なこと、不便なことにも価値があるのでは?「多様性とは」と言葉で定義すらできないのが本来の多様性だったりするのでは?シーラカンスと人間が同時に存在していることが希望かもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
issy
「もっと」を先に読んで第1作を後追いしました。自分が読み書きするのとは全く違う分野の「ヘンな」論文がいろいろ紹介されてて、「研究」の面白さ、「研究者」の面白さ、に触れることができる。こういう研究の積み重ねのほんの上澄みだけをさも決定的な発見かのように使ってYouTubeとかで好き勝手なこと言ってたりする人達とかそれを鵜呑みにしちゃう人達もいるんだろうなー、とちょっと悲しくなったり。それにしても湯たんぽ研究の成果を無断使用してる人がいるのはひどいなあ。マイナーな分野ほどこういうことありそう。
が「ナイス!」と言っています。

年間でナイスが多かったつぶやき

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