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2024年3月の読書メーターまとめ

えも
読んだ本
18
読んだページ
4411ページ
感想・レビュー
18
ナイス
709ナイス

2024年3月に読んだ本
18

2024年3月のお気に入り登録
1

  • 道楽モン

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 中玉ケビン砂糖
  • 道楽モン

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えも
あの成瀬の続編▼近所の小学生、父親、バイト先の客、びわ湖大津観光大使の片割れと来て、ラストは当然、親友の島崎視点。成瀬は相変わらず信じた道を行っているから、安心してしまう▼この先も続くのかもしれないけど、もし続かなくても、僕らも島崎と同様に、これからも心のなかで成瀬をずっと見続けていくんだろうね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
18

えも
香子はいよいよ中宮彰子に仕え、物語の中では藤壺が亡くなる▼しかし、読むのに時間がかかるな。歌の部分を読んで、解釈を読んで、また歌を読み返してしまうからかな。このペースで全5巻は、何となく気が重い。
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えも
機械学習とかニューラルネットワークとか出てきますが、結果的に相関が低い!▼なのに「予測できた」なんて言ってるので、不安しかない。
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えも
ネタバレ事件を起こして引きこもり中の女性マラソンランナーと、手話を学習したのに今は普通の動物園にいる雌ボノボ。二人は出会った途端に姉妹の如く惹かれ合い、ボノボの脱走を機に、ランナーは再び走る決意を固める▼話としては面白い。描写については、どちらかの思考が途中からもう片方の思考に変わって行くように感じるが、その混沌とした文体こそが著者の意図するところなんだろうな▼なんとも実験小説純的で、芥川賞候補になっても、直木賞候補にはなり得ない小説でした♪
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えも
演技力はあるが華がないためずっと売れない50過ぎの役者、左右田始が、舞台やスタジオで起きる小さな事件を持ち前の観察眼と演技で解決する▼地味で、誠実で、役に対して熱心で、いい味出してます。そして、周りの役者やスタッフや芸能事務所の人たちも丁寧に描写されていて、著者の力量を感じます▼無名だな、と思ってたら脚本家で、デビュー小説の「給食のおにいさん」は、多分読んだことがある!
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えも
あの春陽堂が「乱歩生誕130年」を掲げてコミカライズしたサイケなパノラマ島▼そんな文句に釣られてうっかり買ってしまった▼原案が乱歩で原作は映画監督らしいのですが、ストーリーにも漫画のタッチにも、全く乱歩らしさを感じないんだよねえ▼こりゃもう、これまでだな。
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えも
中堅飲料メーカーの、母親が違う御曹司二人が競い合いながら会社を盛り立てていく。最初は互いを誤解していたが実力を認め合い、大手ライバルの嫌がらせにも屈せず、恋のライバルも…。▼「アキラとあきら」みたいに分かりやすいエンタメで、楽しく読めました▼それにしても、装丁は何故コアラ?
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えも
伊藤野枝をガオ〜っと描いた村山さんが、アベサダをどんなふうに描くんだろうと期待して読みましたが、もう、期待以上!▼定が殺した旦那のお妾さんの子が、定と関わった人たちを訪ねて、どんな人だったかを聞き取るという体で、後半は60歳を超えた本人から話を聞き、そうして一冊の本を出版▼男の一物を切り取った稀代の悪女が、実は愛しすぎただけの普遍的な女性だったという解釈は印象的。主人公の実らぬ愛も、小説に深みをもたらしていました。
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えも
パンデミック時代の哀し怖い話を6編▼踏切で死んだはずの同級生。デリバリーの配達員萌え。記憶を亡くした幽霊。隣の頑固爺。妊娠した高校生の親。みんなで自殺▼殺された記憶を思い出した幽霊が、哀しくも清々しい。
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えも
BOOK☆WALKERのポイントプレゼントがあったので、おそらく図書館には入らないだろうと、気になっていた鏡花リスペクト系電子書籍を購入▼いやいや、これは良い!!草迷宮、高野聖、夜叉ヶ池、天守物語、化鳥と、鏡花の代表作をテーマに、鏡花が鏡花になる前の少年鏡太郎を描いて秀逸▼ひとつひとつのエピソードも、しっかり鏡花の生涯や作品を踏襲していて、相当な信者と見た▼早速2作目もダウンロードしましたよ♪
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えも
チカラシバの防除で、「出穂初期に地上5cmで刈払」という研究結果が現地で効果をもたらさなかった時に、さらに研究を重ね「50茎中2本の出穂時に10cmで刈払すると90%防除可能」という指導で農家の評価を得た、とな▼この報告の副題「研究結果を技術にするためには?」が深い。様々な研究機関は、是非この報告を読んでほしい。
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えも
これも再読ではなく読メのバグ。編集部に連絡したところ原因不明だそうです▼さて、特集の「AIのリスクと可能性」については、リスクやら信頼性やらバイアスやら、残念ながら何となく後ろ向きでドキドキが感じられない。ので読み飛ばしました!▼対して、植物が重力を感知する機構とか、鉄で土を肥やすとか、カーリングの曲がる仕組みを小学生と研究するとか、それは楽しい▼実は2023年の「科学」を積読したまま読んでないので、連載ものが残念な結果に…。
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えも
主人公女子は買い物依存で性依存で頭悪くて深く考えずに刹那で生きてる▼友達は死んじゃうし両親は嫌な奴の家の窓を割りまくるし何なんですかこれ?▼でもなぜか共感してしまう。ヤバいよダメじゃん共感したら。それに一周回って幸せそうにも見えてくる▼多分おかしくなってるぞこれ?
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えも
広島から帰省している息子が先に読んで、「ここ、行ったことがある!」と言っていた。あれだけ店舗の描写が精密なので、やっぱりどれもモデルがあるんだね▼すると、ワカコが珍しくも焼酎をキープしていた馴染みのお店が閉店してしまうという今号のエピソード、あれもきっと実体験なんだろうな▼時折経験する場面ですが、寂しいものです
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えも
噓が破滅を導く短編集▼的な事が帯に書いてあるが、そうかなあ。必ずしも嘘ではなかったりするし、結末を最後まで書かずにモヤモヤするものもあるし、そんなふうに一言で説明できないのがホントのところでは?
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えも
夜の世界に住んでいた著者だからこそ、ホストクラブの描写がリアルで、そしてそこで生きる男女の心情の機微が、理解不能なほど興味深い▼結果として主人公の考え方にはついて行けず、ラストシーンも必然性が謎ながら、印象には残るんだな▼というわけで、予約本が消化できたら他の作品も読んでみよう
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えも
あの成瀬の続編▼近所の小学生、父親、バイト先の客、びわ湖大津観光大使の片割れと来て、ラストは当然、親友の島崎視点。成瀬は相変わらず信じた道を行っているから、安心してしまう▼この先も続くのかもしれないけど、もし続かなくても、僕らも島崎と同様に、これからも心のなかで成瀬をずっと見続けていくんだろうね。
が「ナイス!」と言っています。
えも
地方都市で起こった謎の事件をめぐる、高校生たちのひと夏の冒険譚▼と、帯にあったし、終盤まではそんな感じだったんだけど、実は全然違うじゃん!▼真ん中辺りで出てきた「腹巻」の記述で、なんか「あれ?」って感じたんだよね▼この物語は、ハマるヒトには相当ハマりますよ、何しろ虫の眼だし、光るし回るから♪
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えも
連作じゃない、色々なところで書いた話を集めただけの短編集。でもフクシマだったりコロナだったり、軸は共通なんだなあ▼主人公、僧侶か除染作業員が多い。このあたりは玄侑さんらしい。そんな中で「繭」の話が異色で惹かれた。ウイルスが蔓延し、マスク必須で各人が1人用の繭で暮らしている未来。主人公は制度としての「巣ごもり」=子づくりのために、AIが選んだ女性とマスクの下を見せ合い、体を重ねるが…▼表題作とともに、いつもと異なる新鮮な玄侑さんを堪能しました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/03(4222日経過)
記録初日
2011/07/05(4678日経過)
読んだ本
2546冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
647726ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
2546件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
性別
年齢
59歳
血液型
A型
現住所
岐阜県
外部サイト
自己紹介

酒を呑むように本を読み、本を読むように酒を呑んでます。
…って、深い意味はなく、語呂だけなんですけどね。グビグビ読んだり、ペラペラ呑んだり、とか。
4割がた日本酒と日本の小説。あとは酒も本も、割と悪食かも。

高校時代からずっと好きなのが、泉鏡花、安部公房、福永武彦。
ざっくりとなら、耽美派で幻想文学好きでミーハーSFファンで純文学好き。

一応理系なので科学の分野にも手を出します。岩波の「科学」と農文協の「のらのら」(28年度で廃刊(T_T))、会員専用の「畜産技術」を定期購読。

最近は…。
平成26年になってハマったのが、梨木香歩と恒川光太郎です。
27年は皆川博子をチェック。図書館にあるのは大体読んだかな? あとは岐阜県の作家に目が行ってました。
28年は、森晶麿やモリミーなんかを集中的に読んでました。
29年は、一番読んだのは、おでん屋の女将に借りた堂場瞬一ですが、ハマったのは津原泰水。気になるのは木下昌輝、畑野智美。森博嗣もわりと読みました。
30年は、千早茜が最も多く、後は早瀬 耕を再読したぐらいで、かなりバラバラと読みましたね。
R1年は、宇佐美まことと澤村伊智を見つけた年。おでん屋女将の今野敏もたくさん読みました。
R2年は、伊予原新と凪良ゆうを見つけ、あと印象が強いのは「三体」だな。
R3年は猫弁シリーズぐらいか。
R4年は、新川 帆立と青山美智子だね。

雑な感想書いてますが、よろしくお願いします。

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