mosatiger

mosatigerさんの2月の読書メーター
記録初日
2012年10月02日
経過日数
1637日
読んだ本
525冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
192633ページ(1日平均117ページ)
感想/レビュー
162件(投稿率30.9%)
本棚
8棚

読書グラフ

最近の感想・レビュー(162件)

日米開戦直後のLAで日系スパイ組織への潜入を命じられた朝鮮系アメリカ人探偵ジミー・パークを描く三文小説と、妻を殺した犯人を追う日系二世サム・スミダを描く未完のハードボイルド小説。そしてこれらを書いた日系の青年作家に宛てた編集者からの手紙。3つのテキストを使い、そこに書かれていない物語をあぶりだす手際に唸った。最初は冒頭でスミダに降りかかった奇天烈な事態を「ポストモダン的不条理?」と思ってしまったが、突然市民権を奪われ、財産を没収されて収容所へ送られた多くの日系人にすれば、むしろあれは現実ではないかと気付く
★1 - コメント(0) - 3月23日

37歳でル・コルドン・ブルーを卒業したという著者はユニークな料理教室を立ち上げる。生徒に迎えたのは、料理に対して気おくれがあり普段の食事では缶詰や箱入り食品への依存率が高い10人の女性達だ。教室で彼女達は包丁の選び方、野菜の切り方といった基本から始めて、食品業界のからくりを知り、加工食品に頼らなくても簡単に美味しくて体に良いものが食べられるのだと学んでいく。生徒も講師も真剣で率直で茶目っ気があって素敵だ。彼女達がコンプレックスを乗り越え人生初の境地に目を輝かせる姿が見えるようでこちらまで嬉しくなってしまう
★1 - コメント(1) - 3月21日

「初めのところはとばして、真ん中から話してみよう」そう言ってローズマリーは1996年、22歳の時の逮捕劇から物語を始める。最愛の兄ローウェルが家出してから10年、5歳の時双子の姉ファーンが姿を消してからは17年が経っていた…。思いつくままに記憶を辿るかのようでいて、時に核心部分を避けながら家族との日々が語られる。その巧みな構成やユーモアのある語り口、幼い日の瑞々しい光景、失った家族への焦がれるような思い、どれも素晴しくて感情がひどく揺さぶられる。読了後も物語から離れがたくもう一度最初から読み返してしまった
★4 - コメント(0) - 3月20日

「死ぬ前に食べたいのは何ですか?」死ぬのが怖い著者は、好きな食べ物の事と一緒に考えれば死への恐怖心が和らぐかも、という理由で作家15人に最後の晩餐メニュー聞きにいく。豆腐、ちくわぶ、とんかつなど、最後の晩餐に指定されたものを一緒に食べながら、理想の死に方は?といった話になるのだが、そこは作家業の人々なので、ユニークな終末設定やら含蓄のある言葉やらがでてくる。絶妙な加減のゆるい表情と構成とが相まってじわじわ面白い。それにしても島田雅彦の最終回を読んだ後では、他の皆さんがとても親切に見えてしまうという……。
★4 - コメント(1) - 3月1日

駐留軍時代の上官からの頼みで、私立探偵ガイ・ロガートはロス・アンゼルスからはるばる日本までやってくる。上官の愛妻ユキコが麻薬の密売と関わっている可能性があり、調べて欲しいというのだ。そしてガイが夫人を尾行し始めた矢先に死体が出る……。キザだし、脇が甘いし、軽いし、と30代後半のハードボイルドな探偵に色々つっこみながら楽しく読んだ。50年以上前の作品なのに、そこまで古さを感じないのはこの軽さゆえか。国際的悪人を追って東京ー熱海間を電車で移動するというのも、何だかのどかで新鮮。
- コメント(0) - 2月6日

過疎が進む山あいの村。息子も隣人たちも村を捨てて出ていった。妻は心を病んで死を選び、老人は雌犬と共に朽ち果てていく村に一人取り残されてしまう。全てを失った今、記憶は現実よりも確かな存在感で蘇るのだった……。人気のない村を男たちが進んでいく。彼らをどこからともなく観察し「~するだろう」「~だろう」と全てを予見しているかのような語り手の視点で始まる第一章では、現実からひきはがされて足元がゆらぐような感覚を覚えた。「銃弾を受けた家畜のようにどっと倒れた」馬小屋など、崩れ落ちていく家々の姿がどれもひどく痛ましい。
★1 - コメント(0) - 2月4日

ヘヴィ・メタル雑誌『BURRN!』に20年以上連載されている書評エッセイ。タイトルの通り本のジャンルは色々で、つられてあれこれ手を伸ばしたくなってまう。著者のきっぷの良さがうかがえる文章も魅力的。今回は1994年から2004年までの第一期分から50冊、ということは第二弾もありそう。期待してます。それと電子書籍限定でも良いので、今回収録されなかった分を含むコンプリート版が出たら嬉しい。
★2 - コメント(0) - 2月3日

ブルックリンのスクラップ置き場で死体が発見され《トリビューン》紙の地域記者レベッカは現場に駆けつける。被害者は超正統派ユダヤ教徒ハシドの有力者の妻リヴカと判明するが、教義を理由に検死もせず事件は葬られようとしていた……。普段うかがい知ることのない正統派ユダヤ人社会を扱っていて興味深く読んだ。ハシドの母に捨てられたと屈折した思いを抱く女性を主人公にした事で、それが一面的な扱いに陥っていない点も良い。外との関わりを避けて生きるハシドの女性たちが、部外者だが同胞でもあるレベッカに葛藤を打ち明ける姿が印象に残った
★2 - コメント(0) - 1月31日

mosatigerさんの感想・レビュー

著者グラフ

最近読んだ著者:中山可穂 ゴードン・マカルパイン キャスリーン・フリン カレン・ジョイ・ファウラー 夏樹静子 オカヤイヅミ フレイザー・リー 春日武彦 マイクル・コリータ 吉田修一
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