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1/31/61/91/121/151/181/21375260375261375262375263375264ページ数13711372137313741375冊数読書ページ数読書冊数
森 博嗣(20)宮部 みゆき(7)池井戸 潤(6)スティーグ・ラーソン(6)誉田哲也(5)ダヴィド ラーゲルクランツ(4)誉田 哲也(4)平野 啓一郎(4)ダヴィド・ラーゲルクランツ(2)近藤 史恵(2)33%森 博嗣11%宮部 みゆき10%池井戸 潤10%スティーグ・ラーソン8%誉田哲也6%ダヴィド ラーゲルク…6%誉田 哲也6%平野 啓一郎3%ダヴィド・ラーゲルク…3%近藤 史恵著者グラフ上位10名
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KAKAPO
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ネタバレ8年ぐらいぶりの再読になった『月は幽咽のデバイス』は、私にとって、Vシリーズの居心地の悪さが際立つ物語だった。その理由は、登場人物のアイデンティティーが不安定というところであろう。誰かの立場に立ってストーリーを俯瞰したいと思っても、はっきりしないキャラクターに感情移入することは難しい。比較的安定しているのが小鳥遊練無というところが辛いところである。さて、凄惨な殺人事件は、何故起こってしまったのか、そこに常識では考えにくい仕掛けが関わっていた……。また、一方でオオカミ男の噂の真相は何だったのか?奇想天外?
0255文字
KAKAPO
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8年ぐらいぶりの再読になった『人形式モナリザ』は、森博嗣先生の他の作品と同じように、読むたびに印象が変わる物語だった。それは、登場人物たちがどのような性質なのか、この話の最大の仕掛けは何か、ということにとどまらない。今思うと、S&Mシリーズのキャラクターたちは、紹介も描写も丁寧だったこともあり分かりやすかったが、このVシリーズの役者たちは、様々な表情を見せ掴みにくい、だが、それぞれの役割は、自立していてダブリがないところが流石だ。そして主役の紅子さん;は、不安定さと底知れない洞察力を併せ持つ神秘そのもの。
0255文字
KAKAPO
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ネタバレいつものように、諏訪野氏は、一流の執事なのだが、この「地球儀のスライス」の中では、実は、気の利いたユーモア溢れる人物であることが垣間見える。奥ゆかしく、自分の権利を総どりしようとあくせくすることなどない。そう言えば、犀川先生もそうだ、本当のプライドとは、他者に承認されることではなく、自分自身が納得するところまで探求することなのだろう。そして、人には、他人に打ち明けられない葛藤があることが普通だ。ふとした出来事がきっかけで、食道を逆流するようによみがえる苦い記憶がある。既に謝罪する機会は失われているのだ。
KAKAPO

「まどろみ消去」「地球儀のスライス」を再読(初読の記憶は、ほとんど失われていた)して思ったこと……。森博嗣という作家の作品を堪能するためには、刊行順に読んだ方がいい、という説は、間主観性がある。間違っても、短編集だけを読んで、評価してはいけない。

12/06 09:02
0255文字
KAKAPO
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ネタバレ「キシマ先生の静かな生活」って、こんな結末でしたっけ……。いずれも、読者の想像力(創造力)に結末を委ねるような作品たち…。序盤から味わっていた世界が終盤でひっくり返る驚き!どんでん返しとは異なる、視点が変わるというか、前提条件が転倒するというか、その時点から振り出しに引き戻されて、違う方向からハイスピードで物語をトレースしなければならなくなる仕掛け…。それが現実とは少し次元がずれているような世界で繰り広げられていく快感…。あまりリアルではないのにハラハラドキドキしている自分気づいてしまうほど引き込まれる。
0255文字
KAKAPO
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ネタバレDelta in the Darkness……。額に白い三角は無かったけど、我が家にも黒猫がいたことがある。そんなこんなで(どんな?)、デルタがどのように事件に絡むのか、興味深く読み進めたが、期待に応えてくれることはなく、どんでん返しは、違う方法で訪れた。語り手が事実を語らないという叙述?について、何かを意見するつもりにはなれないが、この手法が、面白く感じるか、それとも呆れるかは、読者が著者に感じている好意の程度に左右されるであろう。そう言う意味で「一か八か?」という賭けであろう。まあでも結果オーライか?
うりぼう

KAKAPOさん お気に入りありがとうございます。よろしくお願いします。

12/03 17:17
0255文字
KAKAPO
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8年ぶりに再読した印象【完結編ではなく、ようやく入り口に到着し、新たな旅立ちの予感】【ミステリーというカテゴリーに入れるには、あまりにも抽象的な意味付けを示唆する物語】【現実とファンタジー、リアルとバーチャルとが境界線で混ざり合って乳化しているような舞台背景】【既存の価値観に翻弄されているような犯人像と、価値観という概念から解放され、純粋な好奇心のようなものに突き動かされる天才たち】【そして、その天才たちは、極めて非現実的な世界と、穏やかで現実的な世界との両極に同時に存在できる包容力のある存在であった。】
KAKAPO

真賀田四季が、惜しみなく?何度も登場するとりあえずの完結編は、読者としても、生きている意味を問われているような居心地の悪さを感じる場面も少なくなかった。真賀田四季に「ボーッとしてんじゃないよ!」と言われている気がした。

11/29 05:55
KAKAPO

S&Mシリーズの続編をもっともっと読みたいげど、それはもう叶わない夢ですね。私と同じように思う読者は、真賀田四季が何を考えているのか、その行動や言動から推測するために、四季春を迎えるのでしょうね。

12/01 11:17
3件のコメントを全て見る
0255文字
KAKAPO
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ネタバレ》鳥類と哺乳類の分類から漏れたカモノハシとか、植物と動物の境目にいるミドリムシとか、彼らは、人間の考え出した分類を知らないわけだよ。だから、全然影響がない。カモノハシが、自分の位置するところが中途半端で気持ちが悪いから、もうちょっと鳥っぽくなろうなんて思わないでしょう?でもね、人間は、自分たちが作った分類システムを知っているわけ。そもそも、そのシステムこそが文化とか社会のバックグラウンドなんだから……。人は、社会から押し付けられたシステムによって自分自身だけではなく、周囲の人々を拘束しているのかも……。
KAKAPO

S&Mシリーズの文庫には、森博嗣先生のイラスト入り栞が挟まれていて嬉しいですよね。ブックオフで買ったリユース品にもかかわらず、意外と残っていて、売ってしまう人は、拘りがないんですね、きっと……。

11/23 17:42
KAKAPO

それでは、いよいよ、『有限と微小のパン』に行きます。既に、人工知能的なアルゴリズムが採用されているというRPGという話が出てきている。1998年に刊行された作品です。

11/24 07:58
0255文字
KAKAPO
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ネタバレ森氏のファンが異口同音にS&Mシリーズで一番好き!と仰る『今はもうない』を再読するという幸福を堪能しました。いつも思うことですが、森博嗣先生は、パラシュートを着けていない読者を大空に放り出し、様々な趣向でもてなした後、まるで地球の重力が次第に弱まってゆくかのように、穏やかに着地させてくれます。読後感は、アリスと一緒に姉の膝枕の上で目覚めたような感じで、パジャマは若干湿っているものの、次回作がどんなに厚かったとしても立ち向かえるようなのです。つまり上手く騙された!という爽快感と著者への尊敬だけが残るのです。
KAKAPO

次の作品は『数奇にして模型』これは厚い(約700p)壁ですが、S&Mシリーズも残り2冊なので、じっくり楽しんで『Vシリーズ』へ進攻したいと思います。まだまだ先は長いぞ……。

11/19 19:24
KAKAPO

「今はもうない」の面白さは、笹木と西之園嬢という基本的に二人の登場人物によって描かれている読みやすさに起因する。少しずつ明かされる背景、ちょっとしたハプニング、非日常的な出来事が、読者の日常的な白黒写真に彩りを与えてくれる。

12/01 09:27
0255文字

読んだ本
1373

読んでる本
170

積読本
501

読みたい本
439

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/13(4302日経過)
記録初日
2004/01/01(7692日経過)
読んだ本
1373冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
375262ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
1370件(投稿率99.8%)
本棚
139棚
性別
年齢
66歳
血液型
B型
職業
専門職
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
https://kakapo.muragon.com/
自己紹介

 2023年8月4日から、あるNPOで、パートさんとして働いています。いままでの経験がほとんど活かせない仕事は、とても難しいですが、自分の成長ために必要だと頑張っています。 2023年7月1日、65歳になりました。そして、再雇用嘱託社員として勤務している会社との契約期間が、7月31日に満了になりますので、6月29日が最終出社日でした。つつがなく退職の日を迎えることができたのは、私が生まれてから今日まで!支援してくださった。大勢の皆様のおかげと深く感謝いたしております。ありがとうござます。

ーー以下は、以前までのプロフィールです。ーー

 2019/06/28-2020/04/03の間、全く投稿しない日が続いていましたが、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務中心の生活になり、積読本の切り崩しを始めたことがキッカケになり、読書熱が再燃しました!

 2016/10/22に、森博嗣さんの『χの悲劇』を読み終えたあと、小説を読むモチベーションが下がり、以前から興味のあったジャンル(精神分析など)を攻めています。

 2015年12月12日に『すべてがFになる』を読み終えて以来、ほぼ森博嗣さん一辺倒の読書を続けています。単に読者のミスリードを誘い、からかうようなミステリーや、リアルではあるが救いのない物語には、魅力を感じなくなってしまった。
 森博嗣さんの世界が、もれなく高品質であるわけではないが、森博嗣さんが到達した抽象性の高い視点は揺るぎないものなので、そこから繰り出される作品は、月日が経過しても色あせない基準を提供し続けてくれる。

 2013年の7月に、ドラマ『7つの会議』を観て、「これは、原作を読まないわけにはいかないぞ!」ということから、そのころ、丁度ドラマ化されていた、池井戸潤さんと宮部みゆきさんの作品に嵌り、読書メーターで紹介して頂いた、高野和明さん、横山秀夫さんなどのミステリーを読み始めました。その後、東野圭吾さんや、近藤史恵さんの作品も加え、ミステリーのチェーンリーダー状態です。

趣味は、しょっちゅう変わりますが、継続しているのは、無料のブログを開設し時々投稿することでしょうか?最近は、この読書メーター、本が好き!がメインになってしまっています。

新卒で就職してから22年間、プロダクト・デザイナーの端くれとして働いて来ましたが、現在は品質管理部で、お客様やお取引先から寄せられるお申し出に対応する仕事をしています。

※Biogを運営しています。
1.自転車、車、ウォーキングの話題が中心の
「cyclic petals」
 http://blog.livedoor.jp/kakapo1233/
2.書評「本との出会いは、師との出会い。」
 http://ameblo.jp/kakapo1233/
3.ニュースについての感想が中心の
「世界を俯瞰する視点」
 http://blog.goo.ne.jp/kakapo1233
5.designの話題を中心に?「incalzando」
 http://kakapo1233.exblog.jp/
6.ビズネスの話題を中心に?
「Sometimes he was a rebellious businessman.」
 http://kakapo1233.wordpress.com/
7.転職/キャリア/職業訓練をテーマにした
「get the message」
 http://kakapo1233.seesaa.net/
8.心地よい暮らしをテーマにした
「いい夢みてね」
 http://kakapo1233.hatenablog.com/
9.中年,独学,英語学習者の逡巡を描いた
「TOEIC 330点からの浮上!」
 http://ameblo.jp/shinich-kataoka/
10.哲学/心理学/潜在意識をテーマにした
「保育器の中の大人」
 http://yaplog.jp/kakapo/
11.社会教育,生涯教育.コーチングがテーマの
「ディフェンスラインを上げろ!」
 http://kakapo.muragon.com/
12.テーマ未定
「a chain leader」
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