TCrb

TCrbさんの2月の読書メーター
記録初日
2007年07月16日
経過日数
3543日
読んだ本
266冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
92399ページ(1日平均20ページ)
感想/レビュー
118件(投稿率44.4%)
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読書グラフ

最近の感想・レビュー(118件)

「機忍兵は本格ミステリ」という機忍法界の一部が提唱した奇説を検証するように読むつもりが、普通に機忍法合戦が面白くて、普通に続編を読みたくなったりした。やはり二ページに一回ほど「先生何言ってるの…」と愕然とする描写が含まれているのだが、それこそが妙味――それが、光牙のさだめなれば
★3 - コメント(0) - 2013年9月13日

妙なことだが、「あんまし違わないな」と思う。潔癖な社会特有の事なかれ主義は日本と「違わない」し、犯人の精神性や生い立ちの一部は自分とそう「違わない」部分もある。だからこそ、ソ連の地方都市の荒廃した状態や犯人の先天的な異常、そしてあまりに異常な事件の描写が「違う」ことに、戦慄とも安堵ともつかない感情を覚えるのである。ソ連崩壊とロシア連邦誕生を殊更に象徴的な出来事と描くどころか殆ど触れないのが逆に印象的であり、それもまた「違わない」ことを示しているのかもしれない。逆に、アメリカの先進性は推してる気がするが。
★4 - コメント(0) - 2013年4月9日

文庫版読んだけどついハードカバー版買ってしまうくらいハマってしまったし読み返したらやっぱり楽しかったので、皆さんも文庫落ちを待ってないで暗黒市場を買いましょう。
★8 - コメント(2) - 2013年4月5日

出版の態度としてどーなんだ、という話は上巻のとこに書いた通り(※ただ、下巻は各レビューのサブタイトルがオミットされてないという改善点も有り)。通説に異議を唱える際の手腕が成長。上巻ではある種の作品・作者・ファンへの拘泥から論が滞りがちだったところを、下巻ではそこから文化論的な広がりを持った新たな視点を提供していく。「広がり」はしばしば過剰であり本人も迷いと悔いを述べているが、しかし逆に「吹っ切り」のようなものも感じる。「指輪」や「ボーン」の前後で顕著な変化。まさに開花。人生の転機でもあった時期のようだ。
★3 - コメント(0) - 2013年3月31日

ドレスデン大空襲、哀れなダービーの銃殺、数々の死、「山場」になりそうなところを徹底してあっさりと「そういうものだ」と虚無的に片付け、とりとめのない記憶の断片を多少の相似を持たせ束ねて象られる自伝的小説(そして人間という存在)の時間的性質を映す。
★5 - コメント(0) - 2013年3月28日

巡洋艦ユリシーズに乗り込む登場人物の多さ、それによって頻繁に飛ぶ視点、艦が征く極寒の北極海の描写、かなり混み入っており、なかなか波に乗れなかった。しかし中盤、提督の誤断を予兆として(原因として、ではない。単に予兆として)過酷な運命が転がり出してからは、それらの有り体に言って「読みにくい」要素も「ユリシーズが主人公」といった構造を成し、力強くしかしやるせない、冒険小説の妙味を味わわせてくれる。
★10 - コメント(0) - 2013年3月24日

終盤、タイポグラフィと文体技巧を駆使して繰り広げられる共感覚のビジョンが特に鮮烈。アイディア詰め込み勝負タイプのSFってのは80年代以降の特権かと勝手に思い込んでいた自分を恥じる50年代の傑作。外道に、道化に身を落として、己が己であるための復讐へと突き抜けていく主人公は強烈だが、そこについていけなかったヒロインの三者三様も(その放置具合も含めて)なかなか楽しい。
★12 - コメント(2) - 2013年3月20日

チャンチャンバラバラやらずに気合の読み合いぶつけ合いで決める剣術描写は鋭さがあって気に入った。特にラストバトルは双方ともに、それぞれの奥義と精神の関係性がそのまま勝負に直結しており、文体もかっこいい。キャラクター描写も相変わらず好みであり(やはり終盤が特に)、剣術のみならず山岳小説テイストもあり、短いながらも楽しめた。機龍警察の合間にこういうのも書いてほしいと思ったり。あと機忍兵の続編も、
★5 - コメント(0) - 2013年3月4日

TCrbさんの感想・レビュー
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